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ネタニアフのサウディ訪問(米国の影)

先日のネタニアフのサウディ訪問については、いったい何を話し合うために態々ネタニアフがサウディまで行ったのか、大いに興味があるところでしたが、矢張り問題はイスラエル、サウディ双方の最大の同盟国、米国の政権交代と新政権の政策に関連するものだった模様です。

al qds al arabi net は、israel today紙が、会談に参加したサウディ高官2名の話として、最大の問題は新政権のサウディ皇太子とその取り巻きに対する立場であると語ったと伝えていると報じています。

米新政権にとって、サウディ皇太子の問題はいろいろとあるのでしょうが、その最大の問題がサウディ人ジャーナリストのハショグジのイスタンブールのサウディ総領事館における殺害事件(彼が総領事館でサウディ官憲により殺害されたことはサウディ政府も認めたが、皇太子等の関与は頑として認めず、サウディ治安機関のrogue eleents ならず者たちの犯行と主張している)で、サウディ皇太子は米新政権がこの事件でサウディに制裁を課し、皇太子及びその取り巻きに対し逮捕状を出すのではないかと危惧しており、皇太子はネタニアフに対して、サウディとしてはこの問題に関するイスラエルの支援を期待していると語った由

(この問題は多くのサウディ批判政府や人権擁護者にとっては、新政権の人権政策に関する重大なリトマス試験紙であり、他方政治的にユダヤロビーが共和、民主両党に対して有する圧倒的な影響力に鑑みれば、サウディ皇太子がネタニアフの助力を要請しに駆け込んだことは十分あり得ることかと思われる。仮に、この要請が実を結べば、ネタニアフはサウディ皇太子と今後のサウディ政府に対し、重大な切り札を得たことになる)

もう一つは、これも米政権がらみの話だが、サウディ政府はバイデンと新政権は、現実にイランとの間の(核兵器禁止)新条約の締結の準備をしていると信じており、その実害を最小とすべく努力している由にて、先の2名によると、サウディとしてはこの問題で欧州、イスラエルを含む統一戦線を樹立すべく努力している由

(こちらも十分あり得る話だが、バイデンは複数の条件が満たされなければ核条約には戻らないと言明しているようで、こちらの方はイスラエルやサウディにとって十分脈のある話ではないか?)

https://www.alquds.co.uk/%d9%85%d8%b5%d8%a7%d8%af%d8%b1-%d8%a8%d9%86-%d8%b3%d9%84%d9%85%d8%a7%d9%86-%d8%a7%d9%84%d8%aa%d9%82%d9%89-%d9%86%d8%aa%d9%86%d9%8a%d8%a7%d9%87%d9%88-%d9%84%d9%85%d8%b3%d8%a7%d8%b9%d8%af%d8%aa%d9%87/

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