私は今の感染拡大は会食の際、特に飲酒時の会話などが一番の影響と考えています。そこで感染した人が、家族に感染をおこし、家族からの検査で導かれた最初の感染者が家族内感染とカウントされ、2回分が1回にカウントされることで見た目感染者数が一気に増え今があると思っています。(それ以外に第1波と同じように海外からの流入も言われてはいますが。)
宮城の県議会議員の感染事例では、換気の悪いある店で飲んだところ、感染率は70%を超えていたらしいです。どれだけ密を守らず大声出していたかが想定されます。本当言いたくないけど、マスクしろと注意されてキレる70代の議員も含め政治家いい加減にしなさい。
少なくとも幸いなことに全国では現在指数関数的に増えてはいません。ただ重症者は増えています。(2波の時もそうでしたかなりの部分は大阪です。重症化しやすい要因があるのかも)それも踏まえての政府の我慢の3週間という提言なのだと思います。
私が勤務する地方でも患者が出てきています。そのため勤務する病院でもかかりつけ医として発熱外来、及びコロナの検査を行うことになりました。その際、従業員に以下の教育をしています。
風邪を含めた患者さんの処置の際、エアロゾルが発生する恐れがある時以外はN95マスクはいらない。防護衣をつけて手袋をしてサージカルマスクとフェイスシールドのみでOK
車で診察をする場合は、防護衣は毎回変える必要はなし。ただし検体チューブなどを触る手袋は毎回変える。その度に手洗い、アルコール消毒を。
密の中での会話、対応は基本避ける。ただし咳等の症状がなければある程度の距離を開けておけば同じ部屋でも大丈夫。
患者さんの状態が悪ければフル装備で診察対応。診察終了後の消毒はゆっくり時間をかけて。次の患者さんを待たしても仕方ない
安全と安心をしっかり理解させて、そしてウイルスを知ることで恐怖をなくすことを徹底させ、過剰な対応はしなくていいようにと思っています。
大切なことは今までの経験を生かすことです。映画館は空調がしっかりしていることもあるのでしょうがクラスターは出ていません。1万9千人が参加したイエローモンキーのコンサートで感染者は出ていません。GoToが悪いと言っている人が多いですが、店がしっかり対応している京都の発症者は少ないです。そう温度の低下と一部の誰かの緩みが感染を拡大させたのであって、そこまで怖いものではありません。それこそマスクをしてしゃべらなければ満員電車の密でも明らかな感染クラスターはこの一年起きていないのですから。
とは言ってもやはりまだまだわからない問題があります。合唱コンクールの大量PCR陽性者発生は本当に学校の油断?なのでしょうか。
昨年に続きインフルエンザは今年もほとんど出ていません。ワクチン、手洗い、(マスク?)がここまで発症を予防してくれるのですね。でもコロナ感染者は出る。感染力は明らかにインフルエンザより高そうです。
計算式だけで医療の現場はみえません。例え感染(暴露?)しても、取り込むウイルス量をマスクなどで少なくすれば症状は軽くてすみます。そして部屋などで人と接する時にマスクをすれば他人に感染させにくくなります。ある程度ちゃんとやれば感染は絶対収束していくはずです。