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英のコロナ下の防護具不足、事前の感染症対策不備が原因=監査局


[ロンドン 25日 ロイター] - 英監査局(NAO)の報告書によると、英政府は新型コロナウイルス流行前に指摘されていた個人防護具(PPE)の在庫強化を怠ったため、コロナ流行で大幅に不足した防護具の購入に通常の5倍の支出を強いられた。

今年に入り新型コロナの感染が拡大した際、感染者対応の前線で働く医療従事者を含む医師と看護師の約3分の1が、十分な防護具を提供されていないと不満を表していた。

報告書は、昨年時点で政府の上級科学顧問らがガウンやバイザーなどの防護具の備蓄強化を進言していたにもかかわらず、供給が不十分だったと指摘。当時の感染症対策の中心がインフルエンザで、より感染力が強く致死性の高い新型コロナでなかったため、大半の防護具の在庫がわずか2週間分程度と、あまりに少なかったと分析した。

供給不足を受け、政府は2─7月に防護具購入のため125億ポンド(166億ドル)を支出。すでにこれらの防護具は高騰していたため、昨年に購入していた場合と比べて100億ポンドの支出増となった。

しかしNAOによると、この期間に購入した防護具320億点のうち、感染第1波のあいだに納品されたのは10分の1以下だった。

議会決算委員会(PAC)の委員長は「感染症対策の対象がインフルエンザに限定されていた結果として、国の備蓄水準は新型コロナ対策に十分対応できる状況からは程遠かった。政府は危険な状況にあると認識するのがあまりに遅かった」と述べた。

一方、チャーチル保健担当閣外相は、NAOの報告書は未曾有のパンデミック下にも病院の防護具が枯渇しなかったことを確認していると指摘。「今後も(コロナ対応の)前線で働く人々に継続的な供給が行えると確信している」と述べた。

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