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- 2020年11月25日 08:30
【米閣僚人事】
サンクスギビングの前後に閣僚人事が発表されると伝えられていましたが、バイデン次期政権の首席補佐官となるロン・クレイン氏が24日に発表すると明らかにしましたね。すでに国務長官と財務長官が決まったとも報じられています。
「現在のアメリカを反映した政権をつくる」ということで、目が離せません。
2015年にカナダのトルドー首相が31人の閣僚のうち、女性を15人にまで増やして男女を半々にした理由を記者に問われて「だって2015年だもん(Because it’s 2015)」と名言を発しました。当然じゃん、と。
バイデン次期大統領が閣僚人事を通じてどんなメッセージを打ち出すのか楽しみです。
動画はこちら
ABCの番組でクレイン次期首席補佐官は、トランプ大統領が敗北を認めない中でも着々と政権移行の準備を進めているとした上で「次期大統領の閣僚人事の第一弾を火曜に明らかにする」と述べて、閣僚人事の一部を24日に発表する考えを示したということです。
また来年1月20日の大統領就任式については、ワシントンで行うための準備を行なっている一方で、コロナの影響を踏まえて「変更は確実に必要だ。上下両院の指導部と協議を始めている。当然ながらこれまでの就任式とは異なる」と述べました。
New York TimesはBiden Chooses Antony Blinken, Defender of Global Alliances, as Secretary of State(次期国務長官に国際協調路線のアントニー・ブリンケンを指名へ)の中で、バイデン次期大統領が国務長官に外交経験が豊富なブリンケン(Antony J. Blinker)元国務副長官を起用する方針を固めたと報じています。
ブリンケン氏はニューヨークとパリ育ちの58歳。20年以上にわたるバイデン氏の側近で、クリントン政権で国務省入りし、オバマ政権では国務副長官を務め同盟や国際機関重視の姿勢から外交サークル安心感が広がるだろうとしています。
WSJは、Janet Yellen Is Biden’s Pick for Treasury Secretary(財務長官のイエレン氏)の中で、次期財務長官としてバイデン氏が選んだはFRB=連邦準備制度理事会のイエレン(Janet Yellen)前議長だと報じています。
74歳のイエレン氏が議会で承認されて就任すれば231年の財務省の歴史で初の女性長官となるそうです。
バイデン次期大統領は26日に財務長官候補を決めたと明らかにしていて、名前を明かさなかったものの「民主党内の急進派から中道派まで幅広く受け入れてもらえる候補だと思う」と述べました。
イエレン氏は所得や男女の格差是正、気候変動対策として炭素税導入に賛成しており、急進派も彼女の就任を受け入れるのでFRBのイエレン(Janet Yellen)前議長はないかと分析しています。
さらに中央銀行のトップだったことから国際的な知見も豊富だとしています。
財務省は税、公的債務から国際的な経済制裁まで幅広い権限を持っていますが、まずはコロナで落ち込んだ経済の立て直しが急務になると解説しています。
CNNは、国防長官としてイリノイ州選出のダックワース(Tammy Duckworth)上院議員が有力候補だと伝えています。
多くの勲章を得た退役軍人でもあるダックワース氏が就任すれば、初の女性国農長官になるとして、その意義を強調しています。
また、オバマ政権で国防次官だったフロノイ(Michele Flournoy)氏も有力視されているということです。やはり女性です。
※カナダのトルドー首相
“Because it’s 2015”
「現在のアメリカを反映した政権をつくる」ということで、目が離せません。
2015年にカナダのトルドー首相が31人の閣僚のうち、女性を15人にまで増やして男女を半々にした理由を記者に問われて「だって2015年だもん(Because it’s 2015)」と名言を発しました。当然じゃん、と。
バイデン次期大統領が閣僚人事を通じてどんなメッセージを打ち出すのか楽しみです。
日本時間の午前6:45ごろ、米メディアがいっせいにミシガン州の選挙結果について「15万4000票差でバイデン勝利で確定し、トランプ大統領に打撃だ」と報じており、着々とバイデン次期政権誕生に向けて物事が動いています。

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ABCの番組でクレイン次期首席補佐官は、トランプ大統領が敗北を認めない中でも着々と政権移行の準備を進めているとした上で「次期大統領の閣僚人事の第一弾を火曜に明らかにする」と述べて、閣僚人事の一部を24日に発表する考えを示したということです。
また来年1月20日の大統領就任式については、ワシントンで行うための準備を行なっている一方で、コロナの影響を踏まえて「変更は確実に必要だ。上下両院の指導部と協議を始めている。当然ながらこれまでの就任式とは異なる」と述べました。
New York TimesはBiden Chooses Antony Blinken, Defender of Global Alliances, as Secretary of State(次期国務長官に国際協調路線のアントニー・ブリンケンを指名へ)の中で、バイデン次期大統領が国務長官に外交経験が豊富なブリンケン(Antony J. Blinker)元国務副長官を起用する方針を固めたと報じています。
ブリンケン氏はニューヨークとパリ育ちの58歳。20年以上にわたるバイデン氏の側近で、クリントン政権で国務省入りし、オバマ政権では国務副長官を務め同盟や国際機関重視の姿勢から外交サークル安心感が広がるだろうとしています。
WSJは、Janet Yellen Is Biden’s Pick for Treasury Secretary(財務長官のイエレン氏)の中で、次期財務長官としてバイデン氏が選んだはFRB=連邦準備制度理事会のイエレン(Janet Yellen)前議長だと報じています。
74歳のイエレン氏が議会で承認されて就任すれば231年の財務省の歴史で初の女性長官となるそうです。
バイデン次期大統領は26日に財務長官候補を決めたと明らかにしていて、名前を明かさなかったものの「民主党内の急進派から中道派まで幅広く受け入れてもらえる候補だと思う」と述べました。
イエレン氏は所得や男女の格差是正、気候変動対策として炭素税導入に賛成しており、急進派も彼女の就任を受け入れるのでFRBのイエレン(Janet Yellen)前議長はないかと分析しています。
さらに中央銀行のトップだったことから国際的な知見も豊富だとしています。
財務省は税、公的債務から国際的な経済制裁まで幅広い権限を持っていますが、まずはコロナで落ち込んだ経済の立て直しが急務になると解説しています。
CNNは、国防長官としてイリノイ州選出のダックワース(Tammy Duckworth)上院議員が有力候補だと伝えています。
多くの勲章を得た退役軍人でもあるダックワース氏が就任すれば、初の女性国農長官になるとして、その意義を強調しています。
また、オバマ政権で国防次官だったフロノイ(Michele Flournoy)氏も有力視されているということです。やはり女性です。
※カナダのトルドー首相
“Because it’s 2015”