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日産、小型車「ノート」8年ぶり全面改良 人気車で再建急ぐ


[横浜市 24日 ロイター] - 日産自動車は24日、約8年ぶりに全面改良した小型車「ノート」を12月23日に日本で発売すると発表した。電動化に集中するため、ガソリン車をなくし、全面刷新した独自のハイブリッド(HV)システム「eーPOWER(イーパワー)」を搭載したHV専用車とする。約20年ぶりに新しくしたブランドロゴを初めて付けて売り出す。売れ筋の新型車投入で販売回復に勢いをつけ、経営再建を急ぐ。

国内の小型車市場は軽自動車に攻め込まれ縮小傾向にある上、トヨタ自動車の「ヤリス」やホンダの「フィット」など販売上位の車がひしめき合う。日産は新型のスポーツ多目的車(SUV)「キックス」の投入を機に10月の新車販売(軽自動車除く)が23カ月ぶりに増加するなど、ようやく上向き始めた。これまでは長い間新型車がなく、「日本市場軽視」と顧客から見られ続けていた日産が、どこまで存在感を取り戻せるかが試される。

新型ノートは5月公表の経営計画で打ち出した新型車12車種の1つで、キックスに続く2車種目。星野朝子副社長は発表会で「世界中の日産が注目している期待を背負った車」と指摘。「日本で確実に成功を収めることが日産の電動化への道を本当に確固たるものにする」と語った。価格は202万9500円からで、国内販売計画は月平均8000台。海外での投入も検討している。

ノートは2005年に初代を発売し、12年には全面改良した2代目を投入。16年のマイナーチェンジ時に追加したeパワー仕様車は電気自動車(EV)のような滑らかな加速や静粛性などが評価され、販売が大きく伸びた。新車販売(軽自動車除く)では小型車として17年から3年連続トップ、18年には日産史上初の年間1位を獲得した。

eパワーは、ガソリンエンジンで発電用モーターを動かして発電した電力をバッテリーに蓄えるほか、走行用モーターにも供給。その電力でモーターを駆動して走る日産独自システム。現行ノートで初採用し、ミニバン「セレナ」やキックスにも搭載してきたが、新型ノートでは設計からすべて見直したeパワーを搭載して性能を向上させた。

連合を組む仏ルノーと共通の車台を使い、開発費を含むコストも抑えた。運転支援装備「プロパイロット」も機能を拡充。ナビと連携した機能を追加し、カーブでの減速支援など運転しやすくした。

新しいロゴはEV「アリア」が7月に披露された際に初公表されたが、アリアの発売は来年のため、新ロゴを付けた車の販売は新型ノートが初となる。カルロス・ゴーン前会長の逮捕、経営の混乱などでブランド力も毀損しており、イメージ回復をさらに図りたい考えだ。

*内容を追加しました。

(白木真紀 編集:青山敦子)

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