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  • mkubo1

誰でも分かるギリシャ問題の解説

いや~、昨日の夜は、やっちゃいました。

気がついたら、リビングの床で寝ていました。多分、11時30分頃までは、なんとなく覚えているので、いつの間にか、寝ちゃったんですね。ということで、前回のブログも書きかけでして、気がついたのが、午前3時ごろでしたから、それから、残りを書いて更新したわけです。したがって、3:43更新というとんでもない時間になっているのですね。風邪引かなくてよかったです!

ギリシャ問題を整理していきましょう。まずは、ギリシャ国内の状況です。

11日、ギリシャ議会は2013年度予算の採決があります。

前回の緊縮関連法案はギリギリ可決(賛成153、反対128)したようですが、造反議員がPASOKから6名、NDから1名おり、すでに除名したようです。

153+128=281で19が棄権なのですが、そのうち、17は連立与党の民主左派です。民主左派は、予算案には賛成するといっていますから、11日に予算案が可決する可能性は非常イン高いですね。

次に問題なのがユーロ側の対応ですね。

ベストシナリオは、ギリシャがトロイカとの協議の末、厳しい緊縮策を受け入れたので、12日のユーロ圏財務相会合で315億ユーロの支援融資を実施することです。それは、16日に、ギリシャは50億ユーロの償還があるからです。

しかし、ギリシャが厳しい緊縮策を受け入れたにもかかわらず、支援資金を支払わない可能性があるのです。

「なぜ?」という疑問をもたれる方も多いと思います。

ドイツのショイブレ財務相は、明確に「12日に支払いを決めるのは難しい」と言っています。

ギリシャをいじめているように見えますね~。

彼らからすれば、いじめているのではなく、ギリシャの借金を減らすことが目的なので、その目標が達成できるようにあの手この手を考えているのです。

では、その目標とは、具体的に言いますと、2020年までに債務総額を対GDP比でIMFが長期的な持続可能な上限とする120%まで削減することです。この120%の持つ意味は、非常に大きいのです。現在は175%で、来年は190%になる見通しです。それを2020年までに120%以下にするのです。

ところが、EUの試算によると2020年でもベストシナリオで130%なのです。

多少無理があるかもしれませんが、今の日本で考えてみてください。

1000兆円ある負債が8年間で700兆円に減るイメージです。

緊縮に緊縮を重ねて…でも経済規模を落としてはいけない(GDPは維持)…

まあ、日本だと、極端な円安にすれば、実現可能かもしれませんが、ギリシャは、通貨調整という基本が使えないのですね。

さらに、問題なのは、EUの試算は130%ですが、IMFは150%で、大きな開きがあるのです。20%の差で400億ユーロと言われています。ここが、重要で、上記のようにIMFは、120%が持続可能な上限としているので、150%であれば、これは、持続不可能であり、これでは、融資が出来なくなるのです。

「えっ」、IMFとEU、ECBでトロイカと言って調査していたはずですでは?

そうなのですが、内部で、それぞれの立場があり、見解の相違が顕著になっているのです。IMFは、この120%を絶対に守ってきますね。というのも、ギリシャで例外を作ると、世界中の他の国から、何を言われるか分かりませんし、権威が落ちてしまいます。ですからラガルド専務理事は、たびたび、「時間的猶予を与えるべきだ」と主張するのです。というのも、2022年までですと、120%になるという試算があるからのようですね。

まとめますと、12日では、2020年の債務比率120%の実現性やその代替策などが話し合われ、120%が現実的でないことが分かっているだけに、ショイブレ独財務相がいうように、融資を決定するのは難しいのです。

では、資金のないギリシャを見捨てるのか?

ギリシャは、協議の結果、厳しい緊縮案を受け入れているので、簡単にも見捨てにくいのです。今、考えられている案には次のようなものがあります。

1、ギリシャ向けの融資の金利の引き下げ

2、融資の返済期限の延長

3、ECBが購入したギリシャ国債380億ユーロ(額面500億ユーロ)を簿価(380億ユーロ)でギリシャが買い戻す

4、OSI(公的部門の関与)を行う=ユーロ各国がギリシャに融資している1270億ユーロの一部を債務減免する

5、ギリシャがESMから低利で資金を借入て自国債を買い戻す

1と2は、すぐにでも出来る話で、実現性が高いでしょう。

3と5は連動しますが、3は、ギリシャは120億ユーロ分節約になりますね。

5はドイツが支持していますので、これも可能性が高いですね。

4が、一番効果的なのですが、かなり困難です。というのも、各国政府に追加負担が発生するからですね。最後に16日にデフォルトしないか?という疑問もあると思いますが、多分、しないのでしょうね。

詳細は知りませんが、ユーロ高官の発言を考慮すれば、12月上旬までは、何とかなりそうな感じです。だから、12日に急いで決めないということも考えられますね。ギリシャがこんな調子ですからね。

スペインはどうなるんだ?ってマーケットは心配になっています。ここにきて、IMFとユーロの温度差が大きいのが問題ですね。

しばらく、ユーロは下値を探るのでしょうね(12日に電撃合意すれば別ですが)。

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