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インターネットを通じて知り合うことの恐ろしさ ネットの向こうは虚像

 交際相手とどのように知り合った?
 昔と違って今はインターネットを介して知り合うということが増えています。
 しかし、そこにある落とし穴、職場や学校、サークルなどで知り合うのとは異なり、その氏素性は全くわからないというのがネットの向こう側にいる相手です。
京都24歳女性殺人、SNSで交流の東京の男逮捕 容疑を否認」(京都新聞2020年11月21日)
「●●容疑者は「名前の知らない女性と京都であったことはあるが、殺してはいない」と容疑を否認している。捜査関係者によると、●●容疑者は会員制交流サイト(SNS)を通じて○○さんとやりとりをしていたという。」
うそ重ねてつかんだ「幸せ」継父はなぜ妻の子を殺したか」(朝日新聞2020年11月17日)
「被告と再婚して半年だった母親は「彼の話の何が真実で何が虚構か、わからない」と話した。事件後、被告の「うそ」が次々と明らかになっていたからだ。」
 前者の事件は容疑者は否認していますが、SNSを通じて知り合ったということにはなるのでしょう。

 ネットの向こうにいる相手は?
 恐らく会ってもいいなと思わせるようなプロフィールでしょう。そうでなければ誰もが入り口でシャットアウトするからです。会社に就職のために送る履歴書もいかにして面接にまでこぎ着けることができるか、そのためには履歴書の書き方はウソは書かないまでも可能な限り、自分を大きく見せる必要があります。面接で落とされたとしても履歴書での書類選考で落とされるよりはましです。

 男女交際の場合には、
 会って交際が始まってしまえばこっちのもの
 後からウソがばれようと結婚したり、相手を妊娠させてしまえばこっちの勝ち

 こんな感じでしょうか。いずれウソがばれようともどうでもいいという発想は怖ろしいものがあります。
 拠り所を探しているかのようであり、一度捕まえたら絶対に逃がさない、という恐ろしささえつきまといます。

 でも、どうしてネットの向こうにいる相手は氏素性も全くわからないというのに、「こんな人かも!」と勝手に思い描いてしまうのでしょう。

2020年10月25日撮影

 消費者被害でもそうですが、ネットの向こう側にいる人たちが虚像です。現実がどのようなものなのかなど実際の目で見て確認しない限り、信用に値しないものです。
インターネットに潜むワナ ネットの向こうには誰もいない 被害に遭うわないために

 実際に会ってみて…

 しかし、それまでの間、SNSを通じてやり取りをしていたから、初対面というのとは違い、心理的な距離感がないものだから、警戒心が薄くなってしまっているのかもしれないし、それ以上にネットの向こうの虚像を本物と思い込んでしまっていて疑うことすら知らない、ということなのかもしれません。

 いずれにしても怖ろしい落とし穴が待っています。どうみえも大きなリスクを抱えるのは女性の方です。

 インターネットの発達は、私たちに便利をもたらしただけではなく、その危険の認識、理解が足りないまま今に至っています。
 インターネットの向こう側は虚像の世界が広がっているということを教育の中でしっかりと教えていかないと、被害者ばかりが増えることになります。

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