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日本一パンダが生まれる場所、アドベンチャーワールドのチームワーク術――「専門家はいらない」そう語る飼育係の真意とは

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とても忙しそうですね。

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一日はあっという間です(笑)。

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7名で全てをやっているんですか?

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各動物の飼育チームは弊社の“ふれあい課”の所属になっているのですが、休憩時間をまわす際など、人手が足りないときは課内で協力し合っています。エサやりや掃除など、それぞれの動物担当+応援で一日をまわしている感じですね。

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パンダの世話で忙しい中、飼育や繁殖のノウハウはどのように蓄積しているのですか?

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飼育業務の一環として、各動物で飼育日報をとっています。
パンダでは食べた餌や出た糞の量のほか、日々の行動観察など、個体別に毎日記録をしています。成人になると、体重の計測は二ヶ月に一回になりますが、赤ちゃんの時期は毎日計測し、飼育日報に記録します。このような数値情報はエクセルでグラフ化して、体調管理や発情期のパターンを見極めるデータとして使用しています。

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やはりパンダは他の動物と比べて飼育が難しいのですか?

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実は動物全部がそれぞれ難しさを持っています。
動物学校では動物の餌や病気についてなど基本を学びます。あとは、その基本から動物ごとに応用して対応していく感じですね。パンダの場合は希少な動物ということもありますので、特に感染症が怖い。
飼育小屋に入る際には必ず手を洗うことや、応援で来たメンバーは他の動物の小屋に入っていた場合、着替えてからパンダの飼育小屋に入ってもらっています。

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なるほど。希少動物だからこそ気を遣う点が多いということですね。

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そうですね。希少であるなしに関わらず気をつけるべき点は各動物ごとで存在するので、手洗いのような細かいことも、どの動物に対してもきっちり行うことを心がけています。
あと、パンダの場合は“距離感”も気をつけなければいけません。

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パンダは危険な動物なんですか?

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攻撃性が高いほうではないのですが、じゃれてるつもりでも力が違うので飼育員が怪我をしてしまうことがあります。
パンダも含めて“動物は危険な部分を持つ”と意識することが飼育員には求められます。飼育小屋を掃除しているときにパンダとの距離が近すぎる場合など、外にいるメンバーが声をかけて注意を促しています。

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愛らしいパンダに思わず近づきたくなりますが、距離感には特に気を付けなければいけないそうです。

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確かに力は強そうですね。繁殖について教えていただけますか?

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パンダは繁殖期が年に一度、3〜5月に訪れます。そのうちメスが受胎できるのは2〜3日しかなく、この数日を私たち飼育チームが見極めないといけません。
そして、パンダは人間と同じぐらい“好み”がはっきりしている動物ですので、相性の良いペアも同時に見極めていかないといけません。

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人工授精などは行わないのですか?

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人工授精はパンダに麻酔をかけないといけません。麻酔はパンダの身体に影響を与えてしまう可能性があり、当園では人工授精は避けています。
落ち着いて産める環境を作る、相性の良いペアを交配させるなど多くの課題はあるのですが、自然に交配ができるようなら妊娠や出産のリスクも軽減できますよね。
それに飼育係としてこの“交配”と“出産”は最もやりがいを感じる部分ですので、大変なぶん成功したときの喜びもひとしおです!

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