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日航傘下のジップエア社長「挑戦の機会に」、12月ホノルル線就航


[東京 20日 ロイター] - 日本航空(JAL)<9201.T>傘下の格安航空会社(LCC)ジップエア・トーキョーは20日、成田─ホノルル線を12月19日に就航すると発表した。まずは年末年始の需要を見込み、1月末までの計16往復の臨時便とする。ジップエアの西田真吾社長は「新型コロナウイルス禍での就航。非常に難しい環境だが、挑戦の機会として前向きに捉えたい」と会見で語った。

ホノルル線はソウル、バンコクに続く3路線目。西田社長は「3拠点目の乗り入れができることにたいへん大きな意味がある。今はまだ見通せないが、将来必ずどこかで需要が回復する。そのときにどれだけスタートダッシュできるかだ」と意義を強調した。今回は帰国者や留学生、仕入れ目的の乗客などを想定し、将来的には低価格を武器に観光需要を狙う。フルサービスを提供するJALとは客層が異なるとみており、特に年末年始の価格はJALと比べ「5分の1くらい」という。

ホノルル線では乗客が安心して渡航できるオプションサービスも用意した。西田社長は、ウィズ・コロナ、アフターコロナ時代の「新たな渡航スタイルを模索」していくと話し、利用者の意見を反映させながらサービスの「改良、実装を繰り返したい」とした。

オプションサービスでは、乗客が出国時にハワイ州指定医療機関として成田空港でのPCR検査や陰性証明書の取得ができるほか、帰国後には唾液を郵送してPCR検査も受けられる。感染防止の点から公共交通機関の利用も制限されるため、車で空港まで来た乗客向けに渡航中の駐車料金と帰国時の空港への車お届けサービスをセットで提供する。手軽にサービスが利用できるよう、価格は調整中という。

同社は20日、旺盛な貨物需要に応えるため、12月1日からバンコク線の旅客便を週1便増やして毎日運航することも発表した。国際線の旅客需要は戻っておらず、西田社長は、収益は3路線とも「貨物と旅客の合わせ技で考えていく」とした。

コロナ禍で業績が悪化している航空各社が採用中止などに踏み切る中、ジップエアは来年には国際線拡大を計画。米国西海岸の都市などへの就航に向け、既存2機に加えてさらに2機を導入予定で、JALグループから客室乗務員100人も採用中だ。西田社長は100人の枠に対して「応募はその何倍もある」と話した。

ジップエアは国際線中長距離路線のLCCとして2018年設立。当初は今年5月からバンコクへの旅客便就航を計画していたが、コロナの影響で延期し、6月に貨物便として就航。旅客便は10月28日からバンコク発のみを就航させている。7月の予定だったソウル線の旅客便は10月16日から就航した。

(白木真紀)

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