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コロナに負けるな

 18日、国内感染者は2200人を超え、過去最高を更新した。東京も500人近くなり、このままでは感染状況の警戒度が最高レベルに引き上げられ、また飲食店などが営業時間短縮などで苦労するのではないかと心が痛む。

 GoToキャンペーンで経済的に少しは回復の兆しが見えてきたのに残念でならない。どこへも出かけるな、食事の時もマスクを離すななどと、偉い方が口をそろえて言っているが、そうはいっても何でもかんでも自粛して、日々の暮らしを閉ざすわけにはいかない。 感染しない、感染させないために、今まで言われてきた衛生上のあらゆる手を完全に打って、元気に行動することが大事だと私は思っている。

 Tokyo自民党政経塾は、最悪の時はオンラインで講義して来たが、今は、800人入る自民党の講堂で、ソーシャルディスタンスを守ったうえで普段通りに授業を行っている。

 一番悩んだのは恒例の合宿をどうするかであったが、完全な対応を取ることを大前提に、断行することになった。

 11月14日、熱海の後楽園ホテルに82人の塾生が参加、これに事務局、学生部が加わって総勢100人余り、いつもよりは若干減ったが、みんな元気に集まってくれて、15回目の合宿となった。

 ホテル側も協力して盤石の対応、検温、消毒、会場も500人入る部屋で座席も大きく開けて座らせた。6人部屋に3人と宿泊にも配慮した。もっとも、それでも用心して30人ほどが泊まらずに帰った。

 萩生田文科大臣はじめ国会議員の講師も一層熱が入って大いに語る。夜の宴会では、塾生は一切席を立たせず、私とマイクを通じての質疑以外は静かに粛々と食事会を進めた。

 翌朝6時半、熱海の海岸に集合して新鮮な空気の中で体操、5分間スピーチを指導した。コロナで発声練習は避けた。丁度その頃、水平線から見事な太陽が昇った。爽快で素晴らしい気分である。

 85歳の私はいつものように起きられるか、6時半の朝会に参加できるか不安があったが、全く元気いっぱい、若者に負けずに意気軒高であった。

 かくて合宿は無事終了、この合宿は我々にとっても塾生たちにとっても、コロナ禍の最中だけに強烈な思い出として心に残るものとなった。

 翌16日は渋谷での温故知新塾である。ここは塾生を10階と9階に分けて十分な間隔を開けている。コロナ不安で来られない人には講義内容をDVDで送ることにしている。今回の私の話は過日の東北旅行で得た話題を中心にした。

 山形で庄内藩校「致道館」を訪ねたが、江戸時代、全国の藩が藩士教育に力を注ぎ、最盛期には全国で255校に及んだ。

 庶民の教育も盛んで上方で「寺子屋」、江戸では「筆学所」が生まれた。それぞれ自然発生的に生まれ、子供らに読み書きそろばんを教えた。その数、実に16560軒といわれている。

 明治5年、日本初の「学制」が発布されるが、こうした状況が日本の教育立国の背景になっている。

 岩手では「宮沢賢治記念館」を訪れたが、一番有名な「雨ニモマケズ・・・」は、病気で花巻の実家で闘病中、使用していた黒い手帳に書かれていて、家族も知らなかったという。新宿で開かれた「宮沢賢治の会」に出席した弟が持参した皮トランクのポケットから偶然発見された。だから「宮沢賢治全集」には載っていないという。 

 わずか4泊5日の旅であったが、塾生に伝えたい話題は尽きない。「育するを楽しむ」、私の日々の暮らしは、若い人たちへの話題探しでもあるようだ。

 17日は中屋文孝都会議員の「都政報告会」が後楽園ドームホテルで行われた。私の秘書をスタートに30年余にわたる付き合いで、嫁も秘書で私らが仲人だ。立派に頑張っているが、来年の選挙が心配、全力で応援したいと熱弁になる。

 コロナ禍で、300人の参加者だけに入念な対応がとられていた。こんな状況の中、こうして集まってくれる後援者の気持ちがありがたい。感謝の心で頑張れと檄を飛ばした。

 厳しい時代だがコロナに負けてはいられない。一層自重しながら張り切って暮らす覚悟の日々である。



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