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フィリピン中銀、予想外の利下げ 相次ぐ台風やコロナ禍が経済に打撃


[マニラ 19日 ロイター] - フィリピン中央銀行は19日、大方の予想に反して主要政策金利の翌日物リバースレポ金利を2.25%から過去最低の2.0%に引き下げた。一連の台風による被害や新型コロナウイルスの感染拡大により経済への圧力が高まっている。

利下げは今年5回目。翌日物預金金利も1.5%へ、翌日物貸出金利は2.5%へそれぞれ引き下げた。

ロイターが調査したエコノミスト11人のうち25ベーシスポイント(bp)の利下げを予想していたのは2人だけで、大半はこれまでの緩和の効果を見極めるために現状を維持するとみていた。

フィリピン中銀の今年の利下げ幅は合わせて200bpとなった。

この日は、インドネシア中央銀行も大方の予想に反して利下げを決定した。

<不確実性高く>

中銀は、今後数カ月は緩和的な政策を維持するとし、前例のない緩和策から脱却するタイミングはインフレ率と景気回復のペース次第と説明した。

ジョクノ総裁は「企業と家計の弱いセンチメントと最近の自然災害の影響は、今後数カ月の景気回復に強い逆風をもたらす可能性がある」と指摘した。世界的に新型コロナ感染が増加していることも不確実性を高めていると述べた。

フィリピンでは4週間で6つの台風に見舞われ、大規模な洪水が発生し農作物が被害を受けた。

INGのエコノミストは「政策金利は実質、一段のマイナスとなった。12月は据え置くだろう」と述べた。

キャピタル・エコノミクスのエコノミストは、来年に追加利下げがあると予想。今年の成長率はマイナス9.5%と、世界銀行(マイナス6.9%)よりも悲観的にみている。

中銀は物価見通しについて、国内の活動が鈍いことから2022年まで目標とする2─4%の範囲にとどまると予想している。

今年のインフレ率予想を2.3%から2.4%へ引き上げる一方、2021年は2.8%から2.7%へ引き下げた。22年も3%から2.9%へ下方修正した。

*内容を追加しました。

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