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英防衛費、冷戦後最大規模に 今後4年間で220億ドル増額


[ロンドン 18日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は19日の議会演説で、今後4年間に追加で165億ポンド(220億ドル)の防衛費を計上する方針を示した。現在の防衛費は年間420億ポンド弱。これは過去30年間で最大の外交・防衛政策見直しの第一段階で、冷戦終結後、最大の防衛支出となる。

ジョンソン首相は「国際情勢はより危険度を増しており、冷戦以来最も競争が激化している」と述べ、新型コロナ危機下でも防衛支出を増額する決断を下したと説明した。

ジョンソン氏は新型コロナ感染者との接触後、隔離に入っているため、演説は首相官邸からビデオ形式で行われた。

最先端の軍事力を備えることで、欧州連合(EU)離脱移行期間後の国際社会における役割の明確化を目指す。

これにより英国の防衛費は欧州で最大、北大西洋条約機構(NATO)加盟国で第2位となる。

また首相は、人工知能(AI)を専門に扱う新省庁と「サイバー軍」の創設、宇宙計画も発表する。

防衛・安全保障政策見直しの総合的な結論は来年公表される。

英国は米国によるイラクやアフガニスタンでの軍事行動に参加し、フランスと並びEUの主要軍事大国だった。ただ、中国が台頭し、トランプ米大統領が伝統的な同盟国への支援に疑問を呈する中、EU離脱を決めた2016年の国民投票により、英国の国際的な役割は不透明になっている。

ロイヤル・ユナイテッド・サービシズ研究所のマルコム・チャルマーズ氏は、今回の軍事費拡大について、英国が仏独、日本などと並ぶ中堅の軍事大国の地位を維持することを意味するが、米中には大きく後れを取っていると指摘。

クリストファー・ミラー米国防長官代理は、英国の軍事費増強を歓迎し、英軍は引き続き世界で最も優れた戦闘力の一つだと述べた。

英政府によると、これにより英国は欧州で最大、NATOでは第2位の防衛支出国の地位を固めるという。

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