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タイ中銀、予想通り政策金利据え置き 景気回復状況「依然脆弱」


[バンコク 18日 ロイター] - タイ中央銀行は18日、政策金利の翌日物レポ金利<THCBIR=ECI>を過去最低の0.5%で据え置いた。経済は新型コロナウイルス流行による打撃から改善しているものの、回復状況は依然脆弱だとした。

据え置きは4会合連続。全会一致による決定だった。

ロイターのエコノミスト調査でも15人全員が据え置きを予想した。

声明は「金融政策委員会は、最近の予想を上回る結果にもかかわらず、タイ経済の回復は緩慢で、低い政策金利継続による支援が必要になると評価した」と説明。「経済の回復状況は引き続き脆弱で非常に不透明になりそうだ」とした。

また、最も適切で効果的な時に行動するため一定の政策余地は維持されるべきとも指摘。●さらに、金融政策決定にあたっては政治的な不確実性など各種のリスクを注視するとし、財政政策も依然として「重要な役割」を果たす、とした。 タイ中銀は今年、観光を主力とする経済を支えるため政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き下げている。

大半のアナリストは、2021年中は中銀が政策を維持すると予想している。

中銀は通貨バーツ<THB=TH>の急速な上昇が経済の回復に影響を与える可能性があると強調。必要ならば追加措置を検討するとした。中銀はこれまで、バーツの水準目標はないとし、バーツ相場の過度な動きを取り除くためにのみ介入すると説明している。

中銀は20日にバーツ相場の状況と措置に関するブリーフィングを実施する予定だ。

キャピタル・エコノミクスのシニア・アジア・エコノミスト、ガレス・レザー氏は「タイは新型コロナの封じ込めに成功しており、移動や経済活動に課せられた制限の大部分を解除する余地がある。しかし、観光業界は改善の兆しをみせておらず、景気回復に弾みをつけるのは困難だ」と指摘。政策金利は長期にわたって低水準で維持されるとの見方を示した。

一方、カシコン銀行の資本市場調査部長は、中銀が「潜在的ショックに対する予防的措置」として、2021年第1・四半期に利下げするとの見通しを示している。

*内容を追加しました。

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