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- 2020年11月18日 10:33
新型コロナワクチン 期待しすぎてはいけないけどインフルエンザワクチンよりよりいい 技術の進歩
2つ目の新型コロナワクチン、モデルナ社から中間成績の報告があがりました。とてもいい結果です。前回のファイザーとの比較がこの記事にまとめられています。
本当に期待が持てる結果です。しかし長期の安全性、抗体含む免疫維持の期間などの効果に関してはまだ不明な点も多く、チャンピオンデータしか出さない製薬企業の報告は注意が必要です。宮坂先生たちも厚労省委員会で安全面等について発言されています。
それでもmRNAを使った今までとは全く異なる機序の新しいワクチン技術で、これほど素晴らしい結果が2つ別々に出たことは驚くべき成果です。
ファイザーは使っていませんでしたが、モデルナはあのトランプが導いたワープ・スピード作戦から資金を得ています。あと数週間発表がはやかったら選挙の結果は変わっていたでしょうね。
前回の記事のコメント欄から高山先生のまとめが出ています。
注11月18日1016表題修正してます
本当に期待が持てる結果です。しかし長期の安全性、抗体含む免疫維持の期間などの効果に関してはまだ不明な点も多く、チャンピオンデータしか出さない製薬企業の報告は注意が必要です。宮坂先生たちも厚労省委員会で安全面等について発言されています。
それでもmRNAを使った今までとは全く異なる機序の新しいワクチン技術で、これほど素晴らしい結果が2つ別々に出たことは驚くべき成果です。
ファイザーは使っていませんでしたが、モデルナはあのトランプが導いたワープ・スピード作戦から資金を得ています。あと数週間発表がはやかったら選挙の結果は変わっていたでしょうね。
前回の記事のコメント欄から高山先生のまとめが出ています。
>ありがとうございます。議論で導かれたコアメッセージはこうですね。私もこの意見で医療か経済かの争いは収束できるのでは思っています。
1)日本を含む東アジア諸国では、欧米諸国のような感染の広がりは認めていない。その差は極めて大きく、感染対策の強度だけでは説明できない可能性がある。よって、必要な感染対策は堅持しつつも、過度な対策による社会への負の影響を踏まえ、社会全体のバランスを目指すべきである。
2)感染者の致死率については、日本と欧米との差は大きくない。よって、急速な感染拡大が発生した場合には、日本においても死亡者数が増加する可能性がある。適切なサーベイランスにより国内の流行状況を把握し、感染対策の強度を高められるよう備えておくべきである。
1)は森田先生の見解に基づき、2)は高山の見解に基づきます。これなら互いに矛盾ないものと思います。
注11月18日1016表題修正してます