マネックス証券が2,800銘柄超もの米国株を11月28日から取り扱うことになるようです。売買手数料もオンライン証券では最低水準となるようで、このサービス開始によって、日本国内にいながら、NYSEやNASDAQに上場する会社の3/4はリアルタイムで取引できるようになります。
私の最近の株式投資の主戦場は外国株に移っていますが、これまでは取扱銘柄数の多い楽天証券(米国株)、ユナイテッドワールド証券(香港株)の口座をメインに使ってきました。ただ、今回の「マネックス証券の本気度」に敬意を表して、今後主力口座はマネックス証券に移していきたいと思います。
外国株を取引する場合のボトルネックは何と言っても入出金と確定申告でしょう。私も一時期、外国証券会社に口座を作ることを真剣に検討していましたが、特に日本国内に資金を戻す時の制約が大きいことを懸念して躊躇していました。国内で簡単にドルを購入・売却できて、すぐに米国株を売買できる国内ネット証券の手軽さは何ともありがたい限りです。
今回マネックス証券がこのようなサービスを開始できた背景には、昨年買収した米国のオンラインブローカー、トレードステーションの力が大きいのでしょう。さっそくトレードステーションのリソースを使って独自の売買ツールを開発し、日本国内の顧客に提供してくれるようです。海外企業の買収メリットが顧客サービスに目に見える形で還元されると、顧客としては非常にうれしいです。買収の思い切った決断と新サービス提供のスピード感は、オーナー企業ならではというところでしょうか。
リーマンショック直後から、TOPIXは横ばいですが、NYダウは最高値を更新しています。金融緩和の影響はもちろん大きいのでしょうが、米国企業が世界経済の成長の恩恵を取り込んでいることも事実でしょう。やはり株式投資の主戦場は米国にあります。
個人投資家の皆さん、世界に打って出るプラットフォームはマネックス証券がそろえてくれました。あとは英語と財務を勉強して、円高のうちにドルを購入し、ウォッチ銘柄の株価が下がったところで、買いを入れるだけです(笑)。国際分散投資の王道、ETFは合理的なのかもしれませんが、会社分析をしないので頭を使わず、個人的にはどうも好きになれません。ぜひ、ご一緒にリスクをとって米国個別株投資にチャレンジしましょう。
マネックス証券には、次はぜひとも「欧州株」、早くNestléやBMWを買えるようにしてもらいたいところです。