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エチオピア政府、北部州の戦闘で州都に向け進軍


[アジスアベバ/ジュネーブ 17日 ロイター] - エチオピア北部ティグレ州を支配するティグレ人民解放戦線(TPLF)に対する軍事行動を行っている連邦政府は17日、政府側が提示した期限までTPLFが降伏しなかったのを受け、ティグレ州の州都メックエルに進軍していると明らかにした。

アビー首相は「法の執行のための最終行動を、数日内に行う」とした。

連邦政府軍は4日、TPLFが武装蜂起したとして空爆や地上戦を開始した。少数民族であるティグレの指導者らは最大民族のオロモ出身のアビー氏が2018年の就任以来、ティグレ人を迫害し、政府や治安の職から排除してきたと主張している。アビー氏は2019年のノーベル平和賞受賞者。

TPLF側は先週末、隣国エリトリアにロケット弾を発射。また約3万人が難民となって隣国スーダンに流入するなど、紛争は周辺諸国に飛び火する事態となっている。死者は数百人とも、数千人とも言われている。

現地は通信事情が悪く、メディア報道も禁じられているため、ロイターは双方の主張の正確さを客観的に検証できていない。

政府のタスクフォースは17日遅く、TPLFが政府軍を阻止するため、メックエルと他の地域を結ぶ複数の橋を破壊したと批判し、「インフラ破壊とこれまで犯した罪の責任をすぐに問われることになる」と警告した。

一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は17日、この紛争について「全面的な人道危機」との見解を表明。

ティグレ人の多くは戦闘が始まる前から食料支援を受けており、人道支援の従事者が安全確保のために撤退を余儀なくされる中、住民の苦境が深刻化している。

マーク・ローコック人道問題担当国連事務次長兼緊急援助調整官は国連がアビー政権に対し、避難民に安全に支援を届ける経路を確保するよう要求していると述べた。

政府空軍は16日、州都メックエル郊外にあるTPLFの攻撃目標を破壊。政府のタスクフォースは17日、メックエルの東側と西側の幾つかの地域を「解放した」と表明した。また、東側と西側のTPLFの軍事拠点を破壊し、メックエルに進軍しているとの声明を出した。「TPLFの軍は退却しており、政府軍はTPLFに法の裁きを受けさせるために行進している」とした。

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