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左胸を“ぐわしっ”と鷲掴み… 長澤まさみ33歳、「エロ路線」解禁の歴史 - 堺屋 大地

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 女優として円熟期を迎えている長澤まさみさん。そんな今の彼女があるのは、9年前の“あの映画”で、自らの清純派イメージをぶっ壊した“あの演技”があったからだと思うんです。

 現在、長澤まさみさんが主演で信用詐欺師役を演じる痛快エンタメ・コンゲーム作品『コンフィデンスマンJP』が、大ヒットしています。


映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』公式サイトより

『コンフィデンスマンJP』は2018年4月期の月9ドラマとしてフジテレビ系で放送され、昨年5月公開の劇場版第一弾は興行収入約30億円、今年7月公開の劇場版第二弾は前作越えの興行収入約35億円。長澤まさみさんの新たな代表作と言っていいでしょう。

 しかし、10年ほど前は、今の活躍から比べるとやや低迷していました。そこから抜け出し今の地位を確立するまでの長澤まさみさんの軌跡を、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が分析していきます。

陰と陽、両極端の主演作がくしくも7月に公開

『コンフィデンスマンJP』で長澤まさみさんが演じる主人公は、そのときのターゲットに応じて極道の女、中国人美術商、CA(キャビンアテンダント)、JK(女子高生)などになりきります。ともすればコントのようになりかねないコスプレショーも、彼女は良い意味で吹っ切れたテンションで演じ、上質なエンターテインメントに昇華させているのです。

 一方、7月は、もう一つの主演作も公開されました。少年による祖父母殺害事件という、実際に起きた事件から着想を得た社会派問題作『MOTHER マザー』。彼女が演じたのは事件を起こす少年の母親で、貧困生活のなか、ゆきずりの男たちと肉体関係を持ちながら刹那的に生きる荒んだ役どころ。歪んだ愛情を息子に注ぎ執着する毒親の狂気を怪演しました。

 くしくも今年7月に作品カラーが真逆とも言える主演の2作品が公開。彼女の演技の幅の広さや深さに脚光が当たり、“女優・長澤まさみの現在地”が円熟期に突入していることを示したのです。

『セカチュー』で築いた清純派路線ゆえの低迷期

 さて、話は遡りまして、長澤まさみさんの名が一気に知れ渡ったのは今から16年前。2004年公開の純愛映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(『セカチュー』)で、白血病を患うヒロインを熱演したことがきっかけでした。

『セカチュー』は興行収入85億円という大ヒットでブームを巻き起こし、良くも悪くも彼女の清純派路線を決定づけたと言っても過言ではないでしょう。事実、2005年には名作マンガの実写化映画『タッチ』でも清純派ヒロインを好演しました。

そして、いまいち振るわない低迷期へ……。

 2007年に明石家さんまさんと共演したドラマ『ハタチの恋人』(TBS系)は平均視聴率8%台前半、2009年にオダギリジョーさんと共演したドラマ『ぼくの妹』(TBS系)は平均視聴率8%を割る結果に。いずれもTBSの看板枠、日曜9時の放送だったことを考えると“不発”と言わざるを得ないでしょう。

 2007年のドラマ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)や、2008年のドラマ『ラスト・フレンズ』(フジテレビ系)では高視聴率を獲得。ですが、『ラスト・フレンズ』では共演の上野樹里さんの演技に“喰われた”と評されることも多く、この頃の長澤まさみさんへの評価はゆるやかに右肩下がりしていた印象でした。

 ある意味、長澤まさみさんは『セカチュー』(=清純派)の呪縛に囚われていたのかもしれません。そんなとき『セカチュー』と深い繋がりがある“あの映画”の“あの演技”で、自ら低迷期を脱するきっかけを作るのです。

 “あの映画”とは、2011年に公開された『モテキ』。

 映画『モテキ』は、森山未來さん演じる草食系男子にモテ期が到来するという物語で、長澤まさみさんは本作で4人いるヒロインのうちのメインヒロインを担いました。長澤まさみさんと森山未來さんと言えば、そう、『セカチュー』で恋人同士を演じた二人。『モテキ』で7年ぶりの再共演を果たしたんです。

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