- 2020年11月17日 12:00
防騙之呼吸?香港警察が「鬼滅」モチーフと見られるイラストを公開し物議
香港警察の公式Facebookページにて、日本で「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が大ヒット中の『鬼滅の刃』の登場人物をモデルにしたと見られるイラストがアップされ、現地で話題になっている。
13日、香港警察は詐欺電話を防ぐキャンペーンとして、額に傷を持ち市松模様柄の羽織をまとった「提子治郎」なるキャラを掲載し、タイトルとして「騙滅之刃」と記した。投稿文には、同作で用いられる「○○の呼吸」というフレーズを用いた「防騙之呼吸」といった記載も見られるなど、『鬼滅の刃』を感じさせる内容となっている。

蘋果日報などの現地メディアによると、香港でもこうした作品の利用について疑問の声が上がり、日本国外での著作権の適用について質問するユーザーも見られたという。
香港の民主活動家・周庭氏はTwitterで、香港警察が「竈門炭治郎」ではなくゆるキャラの『葡萄』だと主張していると紹介し「鬼滅の刃が香港警察の宣伝道具になるのは悲しい」と綴っている。
【香港警察が鬼滅の刃で宣伝?】
— Agnes Chow 周庭 (@chowtingagnes) November 16, 2020
先日、香港警察がSNSに鬼滅の刃の主人公に似たキャラの画像を載せました。著作権問題で香港市民に大批判されましたが、警察は「それは炭治郎じゃなくゆるキャラの『葡萄』だ、著作権侵害ではない」と主張しました。
鬼滅の刃が香港警察の宣伝道具になるのは悲しい... pic.twitter.com/YHTq454RmW
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は12日から香港でも公開がスタートし、注目を集めている。先に10月30日から上映している台湾ではアニメ映画の初動興行収入歴代1位を獲得するなど、東アジア地域でも人気が高まっている。
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