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ペンギンとランダム・ハウスの合併、抜きんでた巨大電子書籍出版社が誕生

英ペンギン(Penguin)と米ランダム・ハウス(Random House)が来年後半に合併し、世界最大クラスの出版社が生まれることになっている。狙いとして、急拡大する電子書籍事業を強化することがある。

 ペンギンとランダム・ハウスの両出版大手は、すでに電子書籍市場で大きく先行している。Digital Book World(dbw)から毎週公表される電子書籍ベストセラー・リストを見れば明らかだ。上位にランクされる電子書籍の多くがペンギンとランダムハウスから発行されている。

 電子書籍の週間ベストセラー・ランキング(トップ25)が今年8月中旬からdbwより発表されている。これまでの11週のベストセラー・リストに登場した電子書籍数を、出版社別に示したのが次の表である。ランダム・ハウスの電子書籍は85回も選ばれていた。そのうち5回はトップ1になっている。ペンギンの電子書籍は62回選ばれ、トップベストセラーに6回も輝いている。電子書籍市場で抜きんでた2社が合併するのだ。 

Ebook Publisher Power Rankings
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(ソース: F+W Media, Inc. Digital Book World)

 次は、11週間の電子書籍タイトルの総合ランキングである。毎週のランキングで1位の書籍タイトルに25ポイント、2位に24ポイント、・・25位に1ポイントを付与していき、11週に渡ってポイント数の多い順にランキングした電子書籍タイトルである。上位に、ランダムハウスとペンギンの電子書籍が占めている。

Best of the Best-Selling Ebooks: Aug. – Oct.
リンク先を見る
(ソース: F+W Media, Inc. Digital Book World)

 電子書籍出版でトップを競っていた大手出版2社のペアが、電子書籍流通を支配しようとするアマゾンなどと、どのような綱引きを展開していくかが興味深い。 

◇参考
Ebook Publisher Power Rankings: Random and Penguin on Top(dbw)
Children’s Digital Continues to Surge as Overall E-Book Growth Slows in May(dbw)
E-Books and Fifty Shades Drive Random House to Record Profits(dbw)
Best of the Best-Selling Ebooks: Aug. – Oct.(dbw)
Penguin and Random House Combine to Form World’s Largest Book Publisher(dbw)
Penguin, Random House Merge to Focus on Digital Publishing(Small Business Trends)

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