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イタリアの新型コロナ感染、昨年9月時点で拡大の可能性=研究


[ローマ 16日 ロイター] - イタリアの国立がん研究所(INT)は、同国で新型コロナウイルスが昨年9月時点ですでに拡散していたとの研究結果を発表した。新型コロナの感染が当初考えられていたよりも早い時期に、中国国外で拡大していた可能性が示された。

世界保健機関(WHO)は、新型コロナと新型コロナ感染症が昨年12月に中国・武漢で初めて感染流行が報告されるまで認識されていなかったとしている。ただ「ウイルスが水面下で中国以外に広がっていた可能性を除外できない」とも指摘。WHOは16日、INTの研究結果と追加情報を精査していると述べた。

イタリアでは、最初の感染者が今年2月21日に北部ロンバルディア州にあるミラノ近くの小都市で確認された。

しかし、INTは科学誌に掲載された研究で、昨年9月から今年3月までに肺がん検査を受けた健康な959人のボランティアのうち、11.6%が2月よりはるか前に新型コロナへの抗体を保有していたと明らかにした。

さらに研究では、シエナ大学が「新型コロナのパンデミック前のイタリアにおける予想外の抗体検出」と題した調査を実施。研究の共同執筆者のジョバンニ・アポロネ氏はロイターに、昨年10月第1週時点で4人が抗体を保有していたと指摘。これは、9月に感染していたことを意味するという。

アポロネ氏は「主な発見は、無症状の人がウイルスを殺せる抗体を保持していたということだ」と述べた。「これは、新型コロナが長期にわたって低い致死性で循環し得ることを意味する。ウイルスはなくなっているわけではなく、再び力を増す」と述べた。

WHOは、研究の執筆者に連絡して「サンプルのさらなる分析と抗体検査の検証について協議する」と述べた。

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