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病状が奇跡的に回復した驚くべき出来事~薬漬けにされる前に

今の医学は本当に患者や病気に向き合っているのだろうか?薬や手術だけを過信してはいないだろうか?いや、むしろ「金儲け」「経済」のために、患者の回復や気持ちより、応急処置ばかりで、結局は薬漬けすることを優先してはいないだろうか?

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10万人に1~2人とも言われる難病、ギラン・バレー症候群の再発などにより、今年3月に死ぬと言われたセラピストの與倉ひとみさん(46歳)の、壮絶なる人生を以前ブログで紹介したが、ひとみさんに11月4日に再び取材。

長らく続けている闘病生活の中、病気の回復には何が必要かを知る上で、考えさせられるエピソードを紹介したい。ひとみさんはバレーボール選手の健康体だったが、19歳の時に原因不明の高熱が続き、2ヵ月間、生死をさまよった後、両親が先祖のお祓いをしたことによって、奇跡的に回復したという話を以前のブログで紹介したが、ひとみさんが24歳の時に、養父がじん肺により呼吸不全となり、15年にも及ぶ闘病生活がスタートすることになった。じん肺とは吸入した粉塵が肺に沈着することによって起こる病気。

トンネル工事などを行った作業員が、きちんとした労働環境が整備されていないために、粉塵を吸い込んだことで病気になってしまう。国のために工事で働いた人が、労災も認められず、しかるべき治療も受けられず、病気になってしまって、働けない状況の中、家族の治療費負担がかさみ、どんどん死んでいってしまう患者も多いことが、大きな社会問題となったが、国や企業は長らくその非を認めず、裁判になっていた。

ひとみさんは3人の子育てや自身の病気との戦いとの傍ら、養父の通院・介護・裁判などをサポートしていた。しかし10年が経ち、養父の病状は悪化。自分の力では呼吸ができなくなり、気管も切開。人工呼吸で命をつなぎとめる植物状態となってしまった。もう意識もなくなり、このまま死んでしまうと思ったところ、奇跡が起きた。意識が回復したのである。そのきっかけは養父がずっと懸案だった、娘ひとみさんを実母に会わせることが叶ったからだ。養父が植物状態になる半年前。もうこの先、長くないと感じた養父は、自分が死んだ後も娘ひとみさんが一人ぼっちにならないよう、実母と会わせたいとの強い希望を持っていた。

しかし探す手立てがなく、日本テレビのヒューマンバラエティ番組「嗚呼!バラ色の珍生!!」に、実母を探してくれるよう、ハガキを出して欲しいとひとみさんに頼んでいた。ひとみさんは生後4ヵ月で養子に出されたため、実母の記憶はまったくない。養子だった話は中学2年の時に聞かされた。

それまで養父母が実の親だと思っていた。本当の親のように養父母が育ててくれたこともあり、自分からどうしても実母に会いたいという想いはなかったが、養父が強い願いを持っているならと考え、ハガキを出した。

テレビ局から連絡があったのは半年後。養父が植物状態になり、意識もなくなり、容態が悪化したタイミングで、ひとみさんのもとに、「実母が見つかりましたがどうしましょう?」との連絡がきた。養父は家族以外は面会謝絶状態の状況で、こんなタイミングで実母に会ってもどうだろうとも思ったが、むしろ養父のために今こそ会うべきなのではと、思い返して会うことにした。ひとみさんの実母は19歳の時に未婚でひとみさんを生んだ。

生後4ヵ月になった時、実母の両親は未婚で19歳の女性一人では育てられないと判断し、実母に相談もなく、突然ひとみさんを養女に出してしまう。実母はひとみさんに会いたい一心で、娘の居場所を探しあて、何度か養父母の家に押しかけた。

養父母は気持ちを察して、快く実母をひとみさんと会わせてあげた。とはいえ実母が会えるのはほんのわずかな時間。自分が育てられないことを悔やみ、養父母の家の庭でそっと泣き、張ったおっぱいから乳を出していた。それを養父が偶然発見してしまい、不憫に思った養父は、ひとみさんに実母からおっぱいをあげることを許した。しかしその後、養父母があげるミルクを、ひとみさんが一切受け付けなくなってしまった。

これはまずいと考えた養父は、再度、訪れた実母に「もう二度と家に来ないでくれ」とお願いし、やむなく法的な手続きもした。実母は自分の存在が娘にとっても迷惑になっていることを知り、逃げるように別の場所へと引っ越した。以来、33年間、実母とひとみさんは会うことはなかった。しかし養父は実母の面会を断ったことを、致し方がないとはいえ、ずっと心苦しく思っていた。だからこそ自分が死ぬ前に、実母をひとみさんに会わせてあげたい。

できるなら実母に謝りたいとも思っていたという。病院の外で実母とひとみさんが再会した後、病院の許可を得て、家族以外は面会謝絶の養父への病室へと2人で行き、再会できたことを養父に報告した。すると意識不明だった養父が目を見開き、奇跡的に意識が回復したのだという。信じられないドラマみたいな話だけど、「病は気から」というように、病気って肉体的な病状を科学的に薬で押さえ込むことより、時に精神的な原因を物理的に取っ払ってあげることの方が、はるかに効果があることもあるのではないか。

さらにこの話には後日談もある。奇跡的に回復した養父だが、逆に意識が回復したことで、苦しみの闘病生活が再び始まってしまった。

主治医の先生は、この苦しい表情を、なんとか和らげることはできないだろうかと考えた。先生もひとみさんも安定剤やドーパミンを使うことで、薬漬けにするのは反対だった。主治医の先生はひとみさんに聞いた。

「養父さんはお酒は好きですか?」「毎晩、晩酌するぐらい好きでした」「ちょっとだけ飲ませてみましょうか?」医者が患者にお酒を飲ますなどご法度なはずだが、薬漬けにするよりも、苦しい状態を放置するよりも、ほんの少量、好きな焼酎を飲ませてあげた方がいいのではという、機転の利いた医師の判断により焼酎を「処方」したところ、手を動かせないはずの養父の手が、焼酎を入れたビーカーをつかんで飲み、表情はみるみるうちに明るくなった。

以後、苦しい表情が和らぎ、夜はぐっすり眠れるようになった。好きなお酒がきいたのか、今まで流動食しか食べれなかったのが、ちゃんとした食事をとれるようにまで回復。食事をとれるようになったため、さらに回復力がつき、病状が格段に良くなったという。

意識不明の状態でもう手の施しようのない患者が、ずっと長年懸案だった、娘と実母を会わせることを見届け、薬ではなく長年好きだったお酒を飲むことで、奇跡的に回復する。

一体、治療とは何であろうかと思ってしまう出来事だ。「上っ面ではなく患者さんのことを真剣に考える、ホスピタリティ(もてなし)あふれる病院やお医者さんに出会えて、本当によかった」とひとみさんは言う。ただひとみさんはこうも言う。「でも決してそんな病院ばかりではありません。患者の状態を見ないで簡単に追い返してしまう医者もいれば、点数稼ぎのために薬漬けや手術をしたがる医者も多い。患者さん自身が自分の病気に対する勉強をしっかりして、病気についての知識を身につけることと、最低でも3人は別の病院の医者に話を聞くことで、間違った処置をされずに済みます」とアドバイスする。

ひとみさんの養父が奇跡的に回復したのは、家族以外、面会謝絶が原則にもかかわらず、患者のためを思い、柔軟に対応し、家族ではない実母の面会を許したことと、薬ではなくお酒を飲ませたことだった。そんなことは普通だったらしないだろう。なぜなら後から責任問題になったらやっかいだからだ。だからルール通りに対応し、薬漬けにし、助かる命を助けられないケースもあるかもしれない。治療とは何かを考えさせられるエピソードだと思う。・・・・・ひとみさんは養父の闘病生活や、自身が4度も死にかけ、難病に何度もかかっている経験から、「薬で人は治せない、治せるのは栄養学をベースにした自然治癒だ」と考えており、それを実践したカウンセリング・施術が口コミで広まり、プロスポーツ選手や芸能人などから、カリスマセラピストとして評判になっている。

「私は何度も難病を患っており、今も治療中で、今年3月に死ぬと言われたぐらいだから、いつ死んでしまうかもわからない。だからこそ死ぬ前に、医学に殺されないよう、私が闘病生活で学んだ実体験や施術方法を、多くの人に知って欲しい」という想いを持っている。ただ難病のために手足が思うように動かしにくいため、私が話を聞いて、ひとみさんの話を文章にまとめ、多くの人に広める役割の一部を担うことになった。ひとみさんの今回のエピソードは、「偶然だ」と思う人もいるかもしれない。

でもみなさんも大小さまざまな病気をしている中で、ここまで劇的な経験はなかったとしても、薬ではなく、気になっていたことがなくなったとか、好きなことができるようになったとか、そういうことがきっかけで回復した経験はあるのではないか。私は思い当たることがいくつかある。ひとみさんは言う。

「多くの人は自分の体や病気のことに無知すぎる。病気になったら病院や医者を妄信し、それが正しいかどうかも吟味せずに、選択肢や治療法や臨床に対して理解できるまで尋ねるという、「知る権利」を放棄してあきらめている人々がたくさんいます。だからこそ逆に、病院や医者が全面的に悪いわけではないのに、ろくに説明を聞いていなかったにもかかわらず、訴えたりクレームを言ったりする人もいます」と。「クスリは反対から読んだたらリスク。薬だけに過度に依存する医療は、間違っているのではないでしょうか。

医者だって万能ではなく不安もあります。医者や病院のせいにする前に、自分や家族の大事な体を守るために、病気について患者さん自身がしっかり勉強し、病気となった原因をきちんと調べることが大事です」そんな話を今後も取材し、継続的に発信していきたいと思います。ひとみさんが命ある限り。

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