- 2020年11月16日 15:06
中古スマートフォンを安心して手に入れられるように
11月13日金曜日。総務大臣政務官公務として、「リユースモバイル市場動向及び事業者認証制度に関する記者発表会」に出席した。ちょっと長すぎますね。要するに中古のスマートフォンを安心して買うことができるようにするための事業者認証制度ができてその認証を初めて受けた4社のご紹介と言うイベントに出席したと言うことだ。
最近では端末と通信料金とが分離されるようになった。
これまでのように高額な新規端末が0円、そのかわり通信料金が高いと言うような販売方法が影を潜め、端末は端末通信料金は通信料金とわかりやすくなった。
その結果、自分は少々高いが最新の機種がいいと言う人も出てくれば、安い中古の機種でも構わないと言う人たちも増えてきた。一方で、中古の機種を買おうとしても、本当に前のユーザのデータが消去されているのかどうかが不安だったり、前の人が代金未払いだった場合にネットワークの利用制限をされてしまうのではないかと言う懸念があったりと言う問題点があった。
こうした声に応えて、中古スマートフォンの業界団体、リユースモバイル・ジャパン(RMJ)は13日、売買事業者の認証制度を開始したと発表し、利用者情報の確実な消去などの指針を順守した4社を第1弾として認定しと。そして、この制度は総務省もオブザーバーとして支援するとしていて、そのために私が参加をしたのだった。
安心して手にすることができる中古スマートフォン。これが実現すれば、中古で充分と言うユーザにとっては大きい。
こうした認証制度のない中でネット通販で手に入れた中古スマートフォンがすぐにバッテリー切れになってしまい、バッテリーを変えなければならなくなったが、それを考えたら高い買い物になってしまったなどと言う声もあった。
これからはバッテリーの状況も確認をした上でお買い求めいただくことが可能になる。
中古自動車や中古住宅が当たり前のものになっているようにこれからの時代は中古のスマートフォンも当たり前になっていくだろう。それを実現していくためにはまだまだやらなければならないことがいくつかある。
例えばSIMロック解除の推進。これについてオンライン手続きを義務付け。これによって中古端末の流通市場が広がっていくものと期待している。その方向に向けてしっかり仕事していきたい。