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「目に見える成果」という呪縛

午前9時〜12時、13時〜17時、計7時間の内閣委員会、一般質問。内閣委員会は所掌が広いと以前書きましたが、たしかに、テレビ中継の入らない予算委員会といった趣き(議場も予算委と同じ第1委員会室)。

しかし逆説的ながら、テレビ中継が入らない分、スキャンダル追求やワンフレーズポリティックスに走らず、実質的な中身の議論に深く入っていく質問・答弁が多いような気がします。

  本日、読売新聞に「マニフェスト全面謝罪」というような内容の記事が掲載されました。たしかに、反省すべきは多々あるも、「全面謝罪」という論に私は与しません。

  常々、地元ではお話ししているとおり、民主党の最大のアキレス腱は民主党そのもの。特に、政党の人気が落ちると、マスコミを通じて党内批判をし、場合によっては離党して、政党の看板を架け替えるということが続出し、信頼を一つひとつ失ってきました。党の一員として、申し訳なく思っています。

その他、財源論の詰めの甘さについても、反省があります。

  しかし一方で、政権交代があったからこそ、消えた年金が戻り(5000万件のうち2800万件解明)、天下りは76%減り、わたりは撤廃され、救急車のたらい回しという事象もニュースにならなくなってきたのです。

政権交代があったからこそ、子育て支援も社会保障の仲間入りをし、ワクチンの公的助成が急速に拡大し、待機児童解消に向けた取組みが加速し、小学校1,2年生の35人学級が実現し、中学生世帯も手当の対象となり、高校授業料の無償化で中退した子が高校に戻ってきたのです。

  私は、座右の銘を聞かれると、「星の王子さま」(サン・テグジュペリ)に出てくる狐のセリフ、「真に大切なものは、目には見えない」という言葉で返します。政治家の銘にしては、少し甘ったるいと感じる方もいるでしょう。

 しかし、政治家は、選挙を前にすると、「今、目に見える成果」にこだわります。いつでも、誰の目にも見える成果を追求し、要否を問わずにコンクリートを積み上げた結果が、1000兆に及ぶこの国の借金です。

  未来への投資や無駄の削減は、「成果」とはいえ、なかなか目に見えません。ましてや、将来世代のための財政再建などは、「成果」というより「負担」の側面がクローズアップされます。

しかし、それでも将来世代への責任は果たさなければなりません。「目に見える成果」という呪縛から、1歩前に踏み出す勇気が必要です。それを説得できる言葉の力も必要でしょう。

まだまだ、力不足ですが、私なりに、信念と勇気を持って、行動し語り続けたいと思います。

本日、「幕末史」(半藤一利 新潮文庫)読了。

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