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多党化現象 問われる政党の存在意義

選挙にらみ離合集散も 公明党は「地域密着」を貫く

長年、一部のマスコミや政治学者が予想してきた二大政党制は、幻想に終わったようである。

4日放送されたNHKの「日曜討論」では、14の政党の代表や幹事長らが個別に登場した。従来のような与野党間の討論会が成り立たないほど、多党化は進んでいる。

同討論で、民主党の輿石幹事長は、新党結成が相次ぐ現状について、「既成政党への期待外れの裏返し」と述べたが、最大の要因は、民主党への期待外れであろう。自民党に対抗するはずの民主党が、この3年間、「選挙互助会」のままで綱領も策定できず、政党として一人前になれなかったからである。

財源なき虚構のマニフェストは破綻し、日米関係は最悪になるなど、内政、外交で、これだけ国民を裏切った政権政党が、日本の政党政治の一方の極を占めることなど不可能である。

国会で最大の勢力を有する民主党は分裂、溶解が進み、わが国の政党政治の行方は混沌としている。世論調査では支持率が0%に近い政党が少なくない、国民とのつながりはあまりにも希薄である。総選挙の前後の離合集散や政界再編を「期待」し、現在の政党を一時的な“止まり木”として待機している国会議員もいるかもしれない。

先進国では、社会が「個人化」し、従来の大衆社会が変容する中で、指導者の人格が前面に出る「パーソナル・パーティー(個人政党)」の台頭を指摘する声もある。政党支持の基準であった、「利益の期待」「イデオロギーへの共感」「政策への同意」などに代わって、「指導者志向」が強まっているというのである。

ただ、政治指導者の人気は沸騰するが、衰退も早い。イタリアのベルルスコーニ前首相に代表されるように「個人政党」は政党政治を深化させることはない。

リーダーが魅力的に見えるだけで、政治を託すことは、「お任せ民主主義」であり、国民の利益にならない。指導者がメディアで注目され、人気があるだけでは政党としての役割を果たせない。

政党は理念を明確にした上で、国民のさまざまな声を受け止め、合意形成に道筋を付け、政策に練り上げるという役割を果たさなければならない。それを支えるのが、地域での党員や地方議員による日常的な活動である。

「選挙のための政党」「集票のための政党」が目立つ中で、公明党は「大衆とともに」を貫き、国民の期待に応えていきたい。

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