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【Amazon Fresh】、早くも3号店目がオープン!競合スーパーにマネのできない武器とは?

■ネット通販最大手のアマゾンは12日、南カリフォルニアのノースリッジ地区に「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」3号店をオープンした。

アマゾン・フレッシュはアマゾン傘下のホールフーズ・マーケットとは別事業のコンベンショナル食品スーパー。ホールフーズが扱わない一般的な食品を扱い、ハイテクショッピングカートで利便性を向上しながらボピスなどのオムニチャネルに対応する。

アマゾン・フレッシュ3号店がオープンしたのは、ロサンゼルス・ダウンタウンから北西に30マイル(約48キロメートル:車で40分弱)にあるネイバーフッド型ショッピングセンター内(19300 Rinaldi st. Porter Ranch CA 91326)だ。

同じくアマゾン傘下のホールフーズ・マーケットが昨年5月に移転で閉店した30,000平方フィート(約840坪)の場所に出店した。

なお移転したホールフーズ・マーケットは、ここから西に車で5分(1.4マイル:2.2キロメートル)のところにあるショッピングセンター「ヴィンヤード・アット・ポーターランチ(The Vineyards at Porter Ranch)」内に44,000平方フィート(約1,230坪)で営業している。

アマゾン・フレッシュ3号店はウッドランドヒルズにある1号店のアーバイン地区にある2号店と比べて最も小さいフォーマットとなっている。

アマゾン・フレッシュ・ノースリッジ店の近隣には競合スーパーでクローガー傘下のラルフスが車で5分(0.8マイル:1.3キロメートル)のところにある他、ラルフスと同じショッピングセンター内にウォルマートもある。

また8分(2.8マイル:4.5キロメートル)のところにアルバートソンズ系列のボンズがあり、トレーダージョーズも同じ場所にあるのだ。またスプラウツ・ファーマーズ・マーケットも8分程度の距離に出店している。

 アマゾンフレッシュはコカ・コーラやスマッカーズのいちごジャム、ケロッグのシリアル、タイド(Tide)洗濯洗剤など一般的な食品スーパーの品揃えにアマゾン傘下のホールフーズ・マーケットのプライベートブランド「365」を扱っている食品スーパーだ。生鮮品では精肉・シーフードやデリで対面販売を取り入れている。

価格戦略ではバナナ(1本15セント)やフランスパン(89セント)、ロテサリーチキン(4.97ドル)、ピザスライス(1.79ドル)、ホールピザ(8.99ドル)を1号店のオープン時からレギュラーにしたロスリーダーで、エブリデーロープライス(EDLP)商品に今週の特価品となるハイ&ローを組み合わせている。

ホールフーズで採用しているプライム会員向けディスカウントはアマゾン・フレッシュでまだ行っていない。

アマゾン・フレッシュはレジなし店とは異なり一般的なフルサービスのレジがあるもののスマートショッピングカートの「アマゾン・ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」を導入している。ダッシュカートを利用することでレジを素通りできるのだ。

店内には案内サービス用にスマートスピーカーのアマゾン・エコーも数台置かれている。

アマゾン・フレッシュでは宅配やカーブサイド・ピックアップのネットスーパーも行っている他、ネット注文品を受け取れるロッカーもカスタマーサービスに設置している。

アマゾンフレッシュは単にスーパーというだけでなくシームレスなオムニチャネル化も実現しているのだ。

 アマゾン・フレッシュの出店先についてロサンゼルス郊外ではノース・ハリウッドやロングビーチ、ラバーン、ウィッティア、フラートン、ラデーラ・ハイツ、サウザンド・オークスが計画されている。

イリノイ州シカゴ郊外でも求人募集からはシャンバーグ、ネイパービル、オークローン、ブルーミングデールの4ヶ所に出店が予定されているのだ。

ニュージャージー州ではフェアウェイ・マーケットの跡地となるパラマス地区とウッドランドパーク地区の2ヶ所での出店が明らかになっている。

アマゾン・フレッシュに似た施設がワシントン州シアトル郊外のベルビュー地区にある「ファクトリア・モール(Factoria Mall)」内でセーフウェイ跡地(3903 Factoria Square Mall SE Bellevue, WA 98006)に建設中と報じられている。

 アマゾン・フレッシュは数ヶ月以内にロサンゼルス郊外だけでも10店舗展開になり、南カリフォルニアのスーマーマーケット間の苦闘がさらに進むことになりそうだ。

トップ画像:アーバイン店のオープンから10日後に行った時、カスタマーサービス内でアマゾンで注文したピックアップの箱等がすでにラック一杯になっていた。ボピスだけでも相当な客数になり、それがアマゾン・フレッシュの売上に貢献する。競合スーパーにマネのできない武器だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾン・フレッシュ2号店(アーバイン)が先月22日にオープンし、1ヶ月もしないうちに3号店のオープンです。

2号店のオープンでは、店内に異常に多くのスタッフを見かけたので「今後、続々とオープンする」と予想しました。スーパーにとっては繁忙期となる感謝祭前(ターキー等が売れます)ですから、波状的にダッダッダッとアマゾン・フレッシュがオープンすることも予想できます。それ以上に今年も記録的なセールスとなりそうなサイバーマンデーやブラックフライデーも控えています。

それまでにアマゾンは1ヶ所でも多くピックアップ拠点を増やしたいのですね。アーバイン店のオープンから10日後に行った時、カスタマーサービス内でアマゾンで注文したピックアップの箱等がすでにラック一杯になっていました。サイバーマンデーで購入した商品をアマゾン・フレッシュでピックアップする人が相当数になるのではと推測しています。

ボピスだけでも結構な客数になり、それがアマゾン・フレッシュの売上にも貢献します。

 競合スーパーにとってアマゾンの脅威はピックアップ拠点を増やされ、そこで食品まで購入されてしまうことなんですね。

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