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日米の差が悲しくなる、政党のシンボルカラー「赤」と「青」の話~我が国にも自民党に取って代われる健全な野党が必要

さて米大統領選で50州の国盗り合戦ならぬ選挙人獲得合戦で、共和党と民主党のシンボルカラーがそれぞれ「赤」と「青」なことを、すっかり刷り込まれてしまった我ら日本人なのでありますが、今回は我が国の政党の「赤」と「青」の話であります。

ポスターの話です。

先月14日、自民党は新しいポスターを発表します、キャッチコピーは「国民のために働く。」です。

自民党はポスターをpdfファイルで公開しています、こちら。


うーむ、なんか真っ赤な背景に上目遣いでニヤつく総理大臣のアップなのであります、ある種の迫力を感じますな、はい。

自民党広報部によれば、「上目遣いでニヤつく総理大臣のアップ」は、「表情を大きく配置することで、理想の未来を国民とともに、しっかりと見据え、さらなる高みを目指して改革に挑む力強さを表現」となります。

また「なんか真っ赤な背景」は、「背景に「赤」を用いることで、国民のために働き続ける、燃えるような熱意やぬくもりを鮮やかで深い赤のグラデーションで表し」たと、こうなります。

自民党広報部サイトより。

菅総裁の写真は、表情を大きく配置することで、理想の未来を国民とともに、しっかりと見据え、さらなる高みを目指して改革に挑む力強さを表現しました。また、背景に「赤」を用いることで、国民のために働き続ける、燃えるような熱意やぬくもりを鮮やかで深い赤のグラデーションで表しました。

(関連記事)
新ポスターを発表 キャッチコピーは「国民のために働く。」より
https://www.jimin.jp/news/information/200681.html

うむ、「燃えるような熱意」の真っ赤な自民党ポスターなのでありました。

さて立憲民主党であります。

自民に遅れること一か月、ついに新ポスターを発表いたします。

立憲民主党公式サイトのトップページで公開されています。


いやあ、青い、青すぎる・・・

自民が「真っ赤」なら立民のポスターは「真っ青」です、自民が「国民のため」なら立民のキャッチは「あなたのため」です。

青を基調に演説をする枝野幸男代表の写真なのでした。

会見を開いた蓮舫代表代行は「国民とひとくくりにするのではなくて、性別や年齢を超えた多様性のある一人ひとりに届くあなたの政治。それが立憲民主党だ」とキャッチフレーズに込めた思いを説明しています。

(関連記事)
立憲民主党がポスターを発表「あなたのための政治」
https://www.asahi.com/articles/ASNCC65QKNCCUTFK016.html

うーん、「多様性のある一人ひとりに届くあなたの政治。それが立憲民主党だ」と、蓮舫さんに青筋をたてて言い切られても少しひいてしまうばかりなのですが、そうですか、自民党は国民とひとくくりにしてけしからんですか。

・・・

赤と青は、光の三原色と色の三原色の両方に含まれている基本的な原色であり、単独でも視覚に印象を与えますが、両者を組み合わせることでいちだんと強い視覚効果を示します。

特に彩度が高い場合、視覚的に刺激的な効果をもたらすといわれています。

アメリカ大統領選における共和党VS民主党の激しい「赤」と「青」の攻防を見てきました我々としては、良きにつけ悪しきにつけでありましょうが、かの国の政治に対する「熱情(パッショ)を見せつけられたのであります。

少なくとも200年の長きにわたり政権交代が普通に可能な二大政党を有する民主主義国家アメリカに対し、我が国の政治の貧困を憂いざるをえません。

我が国にも自民党に取って代われる健全な野党が必要なのです。

それなのに、です。

立民が自民党の「真っ赤」なポスターに対抗して「真っ青」をなポスターを作成、キャッチコピーまで自民党の「国民」に対して「あなた」をぶつけてきました。

与党にキャッチコピーやシンボルカラーで対抗するのもよろしいでしょう。

しかし肝心なのは中身なのであります。

日米の差があまりにも浮き彫りになってしまって悲しくなる、政党のシンボルカラー「赤」と「青」の話でありました。

(木走まさみず)

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