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続々誕生、Facebookの億万長者

先週末のロイターの記事に仰天しました。FacebookのNo.2であるCOOのSheryl Sandbergさん(43)が10月31日に自社株35万4千株を売却して744万ドル、ざっと6億円を手にしたが、まだおよそ2千万株を保有、時価だと一株が21ドルあまりですから、ざっと4億ドル、300億円以上になるとのことでした。

これがなぜ、この時期に記事になったかというと、今年5月に新規上場したFacebookは、役員や従業員に約束していた株式の譲渡を凍結していて売却が出来なかったのですが、10月29日その一部を解除したのです。その株数は2億3400万株。それまで市場に出ていた株式総数は6億9200万株だそうですから、一気に30%以上も増やしたわけです。

Sandbergさんには今回3400万株が割り当てられ、税金対策用に源泉徴収した分を差し引いた1800万株が新たに彼女の財産になったということのようです。ハーバード大の学生時代に、後の財務長官になるラリー・サマーズ教授の目に止まり、世界銀行に移ったサマーズ教授にアシスタントとしてリクルートされたあと、マッキンゼー、財務省、そしてグーグル副社長に転身。そしてザッカーバークCEOに口説かれて4年前にFacebook入りというという華麗なキャリアと目もくらむ大金。まさにアメリカンドリームってところでしょうか。

ところがこのアメリカンドリーム、なにもSandbergさんだけじゃないのです。Business Insiderの記事によると、今回、彼女以外の幹部にもたっぷりの株式譲渡がありました。名前は省略しますが、その一例として、43歳のCFOに420万株(9700万ドル相当)、45歳の相談役に250万株(5800万ドル相当)、40歳のマーケティング担当副社長に110万株(2600万ドル相当)、37歳のエンジニアリング担当副社長に300万株(7000万ドル相当)、CAO(Chief Account Officer/年齢不明)に70万株(1600万ドル相当)とのことです。日本円にしたら10数億円から80億円近くまでです。

で、これには続きがあるのです。これもBusiness Insiderの別の記事Forbesが書いていますが、10月29日の解禁は第一弾で、11月14日の第二弾では、なんと7億7700万株が凍結解除になり、さらに12月14日に1億5600万株、2013年5月18日に最後の4700万株が新たに市場に出るとのこと。上にも書きましたが、凍結解除前の流通数は7億株弱。その倍近くが供給されるわけです。

それがどのように幹部や社員に配分されているのかは分かりませんが、第一弾で超億万長者がこれだけ誕生したことからすると、その3倍以上の株式が凍結解除される次回には一体、何人の若き億万長者が誕生するのか見当もつきません。

ただし、市場に出回る株式が増えれば1株あたりの有難味が減少するのは常識でしょう。暴落することはないのか? 「市場はそれも織り込み済みなのでIPO時の38ドルが21ドルあたりになっている、という見方もあるかもしれませんが、果たしてどうなるのか。野次馬気分で興味津々です。

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