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ホンダ、自動運転「レベル3」車を今年度中に発売 世界初の認証取得


[東京 11日 ロイター] - ホンダ<7267.T>は11日、高速道路など一定の条件下で運転者に代わりシステムがすべての運転操作を行う自動運転機能「レベル3」を搭載した車を来年3月までに日本で発売すると発表した。高級セダン「レジェンド」にレベル3の自動運転機能を搭載する。

国土交通省が同日、安全基準を満たしており公道での走行を認める国の認証「型式指定」をレベル3搭載のレジェンドに付与したと発表。同省によると、レベル3搭載車が型式指定を取得したのは世界初。

各社も自動運転の技術開発にしのぎを削っているが、技術が確立していても、各国で法整備がなされ、その国の認証を取得しない限り、公道での走行ができない。独アウディ<NSUG.DE>が過去にレベル3の自動運転車を世界で初めて公開するなど、他社も当該車両をこれまで披露しているが、ドイツではまだ完璧な法整備に至っていない。ホンダによる型式指定取得により、日本はレベル3搭載車の普及に向けて大きく前進することになる。

日本では今年4月、国内の公道における交通ルールを定めた「道路交通法」と公道を走行する車両が満たす必要のある条件を定めた「道路運送車両法」が改正され、公道でのレベル3が解禁となっていた。

自動運転は、運転者が運転操作にどの程度関与するかなどの機能によって「レベル1」から「レベル5」までの5段階に分かれる。

例えば、レベル2では運転者がシステムの動作状況や周辺の交通環境を常に監視しなければならないが、レベル3では特定の条件下において、運転手はこの監視義務から解放され、システムに任せることができる。ホンダがこのほど認められた特定の条件は、高速道路などの車専用道路であることのほか、強い雨や降雪などの悪天候でないこと、車速が自動運転作動開始前が約30km/h未満、開始後は約50km/h以下など多岐に及んでいる。

ホンダは3年以上前から、高速道路で走行可能なレベル3搭載車を今年中にも実用化する方針を打ち出し、25年をめどに一般道でも運転者が関与せず走行できる自動運転機能レベル4の実現を目指している。日本政府も25年をめどに高速道路でのレベル4実現に向けた環境整備を目標に掲げている。

加藤勝信官房長官は11日午後の会見で、ホンダの発表を受け、成長戦略との関連で「官民一体で取り組んできた成果といえるもので、大変喜ばしい」と評価した。その上で、今後も「わが国の基幹産業である自動車産業の国際競争力が維持・強化されるよう、引き続き国としても必要な環境整備や後押しをしっかり行っていきたい」と語った。

*情報を追加して再送します。

(白木真紀 編集:内田慎一)

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