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バイデン氏、トランプ氏が敗北認めないのは「恥ずかしい」

バイデン米次期大統領は政権移行に非協力的なトランプ氏を非難した Reuters

ジョー・バイデン米次期大統領は10日、地元デラウェア州で記者会見を開き、ドナルド・トランプ大統領が大統領選の敗北を認めないことを厳しく批判した。一方、トランプ政権のマイク・ポンペオ国務長官は同日、他の政権幹部と同様に、バイデン氏側への政権移行に否定的な姿勢を見せた。

バイデン氏は会見で、トランプ氏が敗北を認めていないことがどんなメッセージを発していると思うかと記者から問われると、「率直に言って、とても恥ずかしいことだと思う」と答えた。

そして、「どう言えば差し障りないかな」と一拍置いた後、「大統領のレガシー(遺産)のためにはならないと思う」と話した。

「最終的には、(次期大統領の任期が始まる)1月20日に全てが結実すると思う」とし、共和党上院はまもなく、バイデン氏の勝利を認めるだろうとの見方を示した。

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「協力は不可欠ではない」

トランプ氏側が政権移行に協力しない場合はどうするのかとの質問には、「協力があるといいが、不可欠なものではない」と回答。現時点ではバイデン氏が法的措置を取る予定はないとした。

トランプ氏は政権移行の手続き開始を認めておらず、連邦政府の資産を管理する一般調達局(GSA)の長官も、正式な手続き開始を認めていない。そのため、バイデン氏側は連邦政府施設や予算が使えず、機密情報にもアクセスできない状態になっている。

しかしバイデン氏は、「正直言って、こちらの作業は実際には何も停滞していない」と述べた。

バイデン氏は、トランプ氏へのメッセージは何かと聞かれると、「大統領、あなたと話をするのを楽しみしている」と述べた。

オバマケアの重要さ強調

この日の会見では、バイデン氏は最初に医療保険制度に言及。国民の分断を招いている問題の1つだとし、「極右主義」が「アメリカ人から健康保険を奪おうと」していると主張した。

バイデン氏は、バラク・オバマ政権における「医療費負担適正化法」(通称オバマケア)を国民の58%が支持し、反対は38%だという調査を紹介。同法は今も国民的な指示を得ていると述べた。

同法をめぐっては現在、共和党が優勢の18州が憲法違反として提訴しており、連邦最高裁で審理されている。

バイデン氏は、同法は医療費の支払いで家計が破綻する非人道的な状況を終わらせるためにつくられたと説明。同法を廃止することは「残酷で無駄に分断を招く」とした。

バイデン氏の前に会見に臨んだカマラ・ハリス次期副大統領も、「ジョー・バイデンに入った全ての票は、アメリカにおいて医療は特権ではなく権利であるべきだという主張でした。全ての票は医療費負担適正化法を守り、拡大をするためのものでした。世界的なパンデミックの最中に、それを引きはがすためのものではありません」と強調した。

「第2次トランプ政権に」

一方、トランプ氏に忠実なポンペオ国務長官は10日の記者会見で、「合法」の票をすべて数えれば、「第2次トランプ政権」が速やかに始まるとと発言。バイデン氏側への政権移行に関する質問に、直接答えることを拒んだ。

ポンペオ氏は、「国務省が今も機能し、今もうまく行っており、1月20日の正午過ぎに大統領が就任する時にもうまく行っていることを確実にするのに必要な政権移行があると、世界は安心していい」と述べた。

この発言に対しては、ポンペオ氏がこれまで、外国のリーダーに対して選挙結果を受け入れ、民主的な手続きを重視するよう求めてきたことと矛盾するとの指摘が出ている。同氏は前日9日、ミャンマーでの総選挙について、「アメリカは全ての関係当局に対し、透明で信頼できる方法で票の集計が確実になされ、異議が解決されるよう求める」と述べていた。

諸外国の首脳と次々会談

バイデン氏は10日、これまで6カ国の首脳と電話で会談したことを明らかにした。

それらの首脳には、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、アイルランドのミホル・マーティン首相、イギリスのボリス・ジョンソン首相、カナダのジャスティン・トルドー首相らが含まれている。

各国とは関係強化や、新型コロナウイルス対策について協力することなどを話し合ったと、バイデン氏の政権移行チームは明らかにした。

この日の会見でバイデン氏は、「アメリカが戻って来た」ことを諸外国のリーダーに知らせたとし、会談は「とても内容豊富でエネルギッシュ」だったと述べた。

トランプ氏が公の場へ

トランプ氏は11日、バイデン氏の当選確実が報じられてから初めて、公の場に姿を見せる予定だ。

トランプ氏とメラニア夫人は、祝日の「退役軍人の日」にあわせ、首都ワシントン郊外のアーリントン国立墓地を訪れ、無名兵士の墓に献花する。この行事は例年、多数が参加していたが、今年は新型ウイルス対策として、一般には公開されない。

9日と10日にはトランプ氏の公式行事出席はなかった。バイデン氏の当選確実をメディアが報じた7日と翌8日は、ヴァージニア州でゴルフをプレーした。

(英語記事 Biden: Trump refusal to concede 'an embarrassment'

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