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豪コモンウェルス銀、7─9月期は16%減益 低金利で利益率低下


[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリアの銀行最大手コモンウェルス銀行(CBA)<CBA.AX>が11日発表した2020/21年度第1・四半期(7─9月)決算は、キャッシュ利益が前年同期比16%減少した。低金利で利益率が圧迫され、融資拡大による効果が相殺された。

オーストラリアの4大銀行は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う経済危機で打撃を受け、19/20年度にキャッシュ利益が30%超落ち込んだ。

他行の一部がこうした環境下での融資拡大に慎重となる中、CBAは積極的に融資を拡大している。

同行の住宅・企業向け融資は7─9月に70億豪ドル(51億米ドル)増加し、伸びは他行の平均の2倍となった。

オーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利が0.1%に低下する中、CBAなどは預金金利の引き下げで顧客に低下分を転嫁するのではなく、借り換えが必要な住宅ローンの固定金利を引き下げることで利益率を確保しようとしている。

ただ、CBAはより多くの顧客が借り換えしており、純金利マージン(NIM)が低下しているとした。低下幅については詳細に言及しなかった。

税引き後のキャッシュ利益(一時項目や非現金項目を除いたベース)は18億豪ドル(13億米ドル)だった。

不良資産は6月末時点の87億豪ドルから84億豪ドルに減少した。数カ月にわたり融資返済を凍結するなどの借り手支援に向けたコロナ対策が背景。

こうした支援策が適用されている融資の割合は住宅ローンで約4%、中小企業向け融資で3%と、6月時点の約11%と28%からそれぞれ低下した。

クレディ・スイスのアナリストは、CBAの決算報告について、他行と比べて割高な銘柄としてはやや期待外れだったと指摘した。

ゴールドマン・サックスもこれに同調し、CBAの投資判断を「セル」で据え置いた。

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