記事

松井氏「吉村さんにあと50年やってもらいたい」橋下氏の番組で大阪都構想の住民投票後、初の勢揃い

1/2

 7日のABEMA『NewsBAR橋下』に日本維新の会の松井一郎代表と吉村洋文副代表がリモートで生出演、古市憲寿氏も交え、大阪都構想の住民投票、そしてこれからの維新について本音で語り合った。
 
 松井氏と吉村氏、橋下氏の3人が公の場で顔を揃えるのは住民投票後初めて。橋下氏が「武将の散り際を見ておけ!」と家族を連れて吉村氏の演説を見に行ったエピソードを明かし、2人に焼き肉を食べに行こうと誘うと、松井氏が「一人ぼっちになっても、死ぬまで頑張ってください!」と吉村氏にエールを送るなど、60分にわたって笑いを交えてトークを繰り広げた。

・【ノーカット映像】橋下×松井×吉村 大阪都構想ココだけの話

■古市氏「中島みゆきさんの『ファイト!』の歌詞だと思った」



古市:もっとお通夜みたいな会になるのかなと思ったら、意外と3人とも明るい。さわやかで、カラッとしている(笑)。でも本当に僅差だったわけで、もうちょっと何かできてたいら結果が変わったという気持ちもあるのではないですか。

松井:悔しさはあるけど、“たられば”を言っても仕方ない。結果は摯に受け止めるべきだと思う。2015年の住民投票で負けてから5年、去年の4月には入れ替えクロス選挙までやったし、自分の中では“これ以上は無理”というくらいまで、やるだけのことを全部やった。清々しいというのは変な言い方かもしれないけれど、後悔とか、そういうのはない。本当にすっきりしている。

橋下さんと2015年にやった時も議会で奇跡のような解散風が吹いたことがあったし、その前の年には橋下さんは出直し市長選もやった。今回もそうたったんだけど、やっぱり自分の保身を考えていては住民投票まで辿りつけない。もう、壁に爪を立てて必死で登ってる感じかな登りつめた。必死で辿りついたよね、ホンマ。

吉村:僕は途中から入ったが、何がなんでも決定権者である市民の判断を仰ぐところまでは絶対いく、刺し違えてでも行ってやるという思いでやってきた。だからダブルクロス選もやった。いろんな圧力もあって、ものすごく大変だったが、最後に力を振り絞った末に決定権者にダメだと言われたので、腹にストンと落ちた。やりきったなという思い。


橋下:1度目の住民投票は僕もやったが、心身共に本当にボロボロになる。それを松井さんは2度目。吉村さんもまだ若いけど、やっぱりボロボロになっていると思う。本当にお疲れ様でした。負けたことに関してああだこうだ言うのは格好悪いし、2人は絶対にたらればの話はしないだから僕がちょっと言わせてもらう。

僕たちは思いを実現しようと、民主的なルールの下で府議会議員・市会議員の議席、知事・市長の椅子を取りにいき、法律も国政政党も作った。そうやって物事を動かそうとするプロセスには莫大な労力、エネルギーがかかる。もちろん市民の判断は尊重しないといけないが、コメンテーターたちはその10年間の運動を“無駄だ”と言う。アホか!と。ここに来い!と。それだけは無駄じゃない。

古市:夕方、大竹しのぶさんが『MUSIC FAIR』で中島みゆきさんの『ファイト!』を歌っているのを見たが、“闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう”という歌詞は、本当に今回の住民投票のことだなと思った。

■松井氏「吉村さんにはあと50年やってもらいたい(笑)」


吉村:20日間、市内をグルグル回った。市政、府政について、“お前らよく頑張っているな”という空気を肌で感じた。ものすごく冷めた空気の中で投票日を迎えたわけではなかったので、もしこれで否決だったら納得できるな、と思えた。

都構想というものは政令市と道府県の二重行政を解消するためのものなんだということを全国に知らしめることができたし、これからも選択肢としてあっていいと思う。組織・制度の問題点として府と市では二重行政が起こりやすく、それは大阪市民・府民にとっていいことではない。将来、やっぱり住民投票をしないといけないんじゃないか、という時がまた来るんじゃないか。逆に、それが二重行政を食い止めようという、政治家に対する抑止力として働けばいい。

僕らは負けてしまったし、僕が大阪都構想をやることはもうないが、条例など、何らかの方法で二重行政を防ぐ仕組みを考えたい。

橋下:僕らは都構想を目標にしていたけれど、みんなが集まったのは大阪を良くしようという思いからだった。僕が知事だった頃は、街頭インタビューをしていても市政・府政への文句ばっかり。でも今は世論調査で7割が松井さんや吉村さんの政策を支持しているし、若い世代が“今の大阪でいい”と言ってくれている。だからこれは負け惜しみではなく、やってきたことはある意味では間違いではなかったということではないか。それは松井さん、吉村さん、大阪維新の会にとっても本望だと思う。

東京都だって、東京府と東京市が合わさるまでに50年かかった。大阪と同じように、“東京市を潰すな”という意見が出て、何遍も廃案になった。だから吉村さんはあと40年やらないと(笑)。

あわせて読みたい

「大阪都構想」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    GoTo見直し 協力体制みえず幻滅

    中村ゆきつぐ

  2. 2

    医療崩壊を煽る報道に医師が怒り

    名月論

  3. 3

    松本人志のGoTo巡る案に賛同続々

    女性自身

  4. 4

    みんなで隠蔽した近藤真彦の不倫

    渡邉裕二

  5. 5

    宮迫&中田&手越共演で「TV崩壊」

    かさこ

  6. 6

    GoTo停止の是非を論じる無意味さ

    木曽崇

  7. 7

    コロナ禍で缶コーヒー離れが加速

    文春オンライン

  8. 8

    政府の問題先送り まるで戦時中

    猪野 亨

  9. 9

    欧州の学者 日本と差は「民度」

    WEDGE Infinity

  10. 10

    マスク拒否めぐる米の悲惨な歴史

    ビッグイシュー・オンライン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。