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裁判冒頭から国会記者会の不透明さが問題に

独立系ネットメディア「OurPlanet-TV」(白石草代表。以下、アワプラ)が国と国会記者会(記者クラブ)を相手どり、「国会記者会館の屋上から原子力発電所の再稼働に反対する大規模な抗議活動の全景を撮影し、報道することができなかった」として、損害賠償220万円を請求している訴訟の第1回口頭弁論が、11月5日、東京地方裁判所(志田原信三裁判長)で開かれた。

 国会記者会館は、国が所有するが、国会記者会が管理している。国会記者会は、ネットメディアやフリーランスに対して、国会記者会館の一時的な使用も認めていない。

 被告の国と国会記者会は請求を棄却するよう求めた。年内に具体的な反論や主張を書面で提出する。

 志田原裁判長は原告に対し、「アワプラが国会記者会館を使用する権利があることを詳しく主張してほしい」と求めた。

 一方、志田原裁判長は国会記者会に対し、「常任幹事4人(鈴木博之・共同通信社政治部長、曽我豪・朝日新聞社政治部長、萬直樹・テレビ東京政治部長、友安潔・西日本新聞社東京支社報道部長)が代理人弁護士に委任状を提出している。この4人が国会記者会を代表するということでいいのか」と質問。国会記者会の代理人弁護士は「通常、常任幹事が代表している」と答えた。

 閉廷後、白石さんは、こう語った。

 「志田原裁判長が委任状のことを質問していたが、そもそも国会記者会の組織自体が不透明。登記されているわけでもなく、常任幹事の選任手続きすらないという(共同通信社政治部長などの指定席)。アワプラが特定非営利活動法人として登記し、ガラス張りの運営をしているのとは対照的。不透明な組織が国有財産を管理し、透明な組織を排除するのは許されない」

 次回口頭弁論は2013年1月21日に開かれる。

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