- 2020年11月08日 08:27
株式に投資するには
1/2株式投資は儲からないのか。会津磐梯山の小原庄助さんではないが、株式に手を出したら身上(しんしょう)を潰すのだろうか。簡潔に結論から書けば、「(同じペースト状ながら)味噌もクソも一緒にしたらあかん」。
昨日(11/6)の日本の株式市場、日経新聞によけば「日経平均 25年ぶり高値」とある。引け値が24325円と、91年11月13日の24176円を上回った。
振り返っておくと、91年11月に25000円台から始まった株価だが、80年代後半のバブルが崩壊する最中にあり、その少し後に2万円割れまで低下し、09年2月には8076円の最安値まで下がった。
それが11年少しをかけて安値の3倍を超えるまでに回復したことになる。次は日経平均株価の最高値、89年12月末の38915円か。まだまだ遠いが。
ここで株式市場への関心が高く、記憶がよければ、アベノミクスの直前がバブル崩壊後の株価の最安値ではとの疑問が出てくるかも。実は日経新聞、東証株価指数(TOPIX)をある意味で邪険に扱っているから、昨日の紙面にはTOPIXがどうなったのかは何もない。
ついでに書くと、あまりマジになってさがしたことはないが、日経新聞のネット版ではTOPIXが出てこない。東証のページに日経平均株価がちゃんと示されているのとは大差である。さすがに紙面には、活字のポイントは小さいながらも、示されている。
記憶に戻ると、TOPIXのバブル崩壊後の最安値は2012年6月の695.51である。日経平均株価とTOPIXは、どうもタイミングが大きくずれている。
実はタイミングだけでなく、最近では値上がり率も相当異なる。11/6のTOPIXは1658.49であり、昨年12月の高値も抜けていないし、18年1月の高値1911.07から遠い。
日経平均株価とTOPIXの比率(日経平均株価/TOPIX)で確認するのが一番手っ取り早いだろう。一般的なイメージとしては10倍程度だろうか。