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香港とスペイン - 不動産投資をするならどっち?

1年以上かけて制作作業を進めてきた「資産設計塾 3訂版」が、ようやく今週校了になり、予定通り12月初旬には店頭に並びそうです。よろしくお願いいたします。

週末も最後の追い込みをしていたのですが、その中に海外不動産についてのコラムがありました。私の周りでは、海外投資、海外起業に目を向ける人が激増しているのですが、海外と言っても、どこを選択するのかによって、結果が大きく変わります。

海外不動産投資で言えば、まず投資国、そして投資エリアが重要です。最終的には個別の物件のクオリティということになりますが、そもそものマクロの選択を間違えてしまうと、個別に良い物件であっても期待通りの成果が得られないということになりかねません。

今週の「The Economist」のこの記事は、香港の住宅価格の高騰について書かれています。

グラフを見ると、香港島の住宅価格は、リーマンショック後の安値から2倍以上に値上がりしています。そこで、価格鎮静化のために、ローカル以外の人が住宅を購入する際、15%の課税を10月26日から導入したそうです。効果については、記事では疑問視されていますが、いずれにしても香港の不動産は投資対象としては高値水準に入っていることは確かなようです。

一方、昨晩海外の不動産ブローカーから送られてきたメールには、スペインの不動産の案内がありました。期間限定で、何と最大25%のディスカウントで販売するという内容です。ユーロ危機で住宅価格が急落し、失業率も上昇。ローンを借りていた人の中には返済ができなくなる人が急増しています。住宅に対する需要は極端に落ちているようです。

スペインの不動産の下落がどこまで続くかはわかりませんし、価格が下がったとしても、賃貸需要の動きも見る必要があります。しかし、どこかの時点で割安に買えるチャンスがあるかもしれません。

この2つの典型的なマーケットを見て再確認しておくべきことは、

同じ不動産でも国によって状況が大きく異なる
割高なマーケットに投資するより、割安なマーケットを狙った方が良い

という、投資の基本です。

海外に投資できる国は、他にもたくさんありますが、ブームに乗って安易に投資をするのではなく、それぞれの国の相対的な比較をすることによって、冷静な判断をした上で、個別の物件を探すことが重要だと言えます。

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