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文化の日 文楽に対して劇団四季の「ライオン・キング」に学べという橋下徹大阪市長の文化破壊

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どっちもお人形さんが出てくるから?

まず、BLOGOSに転載された橋下市長のツイート集「なぜ劇団四季がここまで成功したのか。そのマネジメントを含めて、文楽界はしっかりと学ばなければならない - 10月29日のツイート」より 。

文化の日まで、突っ込むのを取っておきました(笑)。


昨日、劇団四季のライオンキングを鑑賞した。3時間の公演。面白かったし楽しかった。ストーリーは分かりやすいものだし、終わった後に感動がある。小難しい理屈抜きに楽しい。子どもを連れて行ったら喜ぶだろうなと思った。チケット販売初日に10万枚売れたらしい。

これから大阪でロングラン公演が行われ、とてつもない人が観劇するであろう。しかももう、日本版は15年目に突入するらしい。このライオンキングの演出、文楽の要素が入っているとのこと。後で教えてもらったのだが、あーそうかと思った。

文楽もやりようによっては、こうなるんだな。もちろん古典は大切だし、それがあったからライオンキングの演出にもつながったんだろうが、それでもライオンキングは古典そのものではない。当然だが、このライオンキング、行政の補助金は一切入っていない。後援名義のみ。

ライオンキングが芸術・文化であることは誰も否定しない。これだけの人を魅了し、税金の投入はなし。一方、劇団員の収入の保証はないし、客が入らなければそれで終わりと言う世界。だからこそ客を楽しませることに徹する。そして演出には、文楽の要素を活用している

文楽振興のための最大にして最高のヒントが、この劇団四季「ライオンキング」にあるように感じた。なぜ劇団四季がここまで成功したのか。そのマネジメントを含めて、文楽界はしっかりと学ばなければならない。伝統文化とミュージカルは違うと言う言い訳は言えない。

文楽界と劇団四季の、メンバーの在り方、組織形態、マネジメント方法などなど比較しながら、何がどう違うのか、採り入れられるところはないのか、しっかり 勉強しなければならない。古典は守りつつ、それでも文楽を活用した演出がここまで成功している理由を探る。大きなヒントだ。 

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最初に断っておきますが、私もミュージカルは大好きで、劇団四季も「エビータ」と「キャッツ」は観に行っております。「ライオン・キング」は四季では観ていませんが、オリジナルのディズニーアニメは何度も観ています。ミュージカルのライオン・キングはセットもキャラクターもすごいらしいですから、それは市長も楽しまれたでしょう。

しかし、「文楽もやりようによっては、こうなるんだな。」ってのは無茶でしょう(笑)。だいたい、ライオン・キングってディズニーのアニメ、ブロードウェー作品で、しかも、手塚治虫の「ジャングル大帝」のパクリと言う面もあることが指摘されています。それを、四季が日本に持ってきたわけです。そりゃあ、売れるやろ。

お人形さんを使うから、なるほど文楽の演出をパクっているかもしれませんが、だからなんだというんでしょうか。ライオン・キングが文楽の演出を取り入れているならそれは文楽の偉大さを示す証拠にはなっても、文楽がライオンキングに学ばなければならない理由にはなりません。

私や橋下市長くらいの文化程度だと、確かにライオン・キングはわかりやすいですが、ライオン・キングにたくさん観客が集まっているからと言って、文楽に劇団四季のライオン・キングに学べとは恥ずかしくてなかなか言えることじゃありません。

はっきり言って、四季でさえ「オペラ座の怪人」とか外国から持ってきた作品は観客が入りますが、オリジナル作品では苦戦しています。文化ではオリジナリティは非常に大事な要素です。橋下市長がこの前観劇した「曽根崎心中」なんて、近松門左衛門の350年前のオリジナル作品ですからね。近松はシェークスピアですよ、欧米で言えば。

橋下氏が言っているのは、王立のロイヤル・シェークスピア・カンパニーに、人気があるからミスター・ビーンの芝居から学べというようなもんです(ちょっと例が古いか)。

橋下市長 生涯2度目の文楽観劇で、近松門左衛門の曽根崎心中に対して「演出不足」とは何様のつもりか
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それにしても、橋下市長は一回屈辱を感じるとしつこいです。文楽問題では自分がレベルが低いと言われたようで、我慢ならないのでしょう。ちなみに、今日、文化の日のツイートも、今回の週刊朝日は、個人の人格否定、危険な人格の根拠として、血脈を利用しようとした。この「ロジック」が問題 - 11月03日のツイート」です。文化のぶの字もありません。とにかく執拗です。

文化に対しては、橋下市長は人が集まるか、儲かるかと言う視点しかお持ちじゃないので、文化の日だろうが文化的な発言なんて望むべくもありませんが。

こういうのを文化っていうのかどうか知りませんが、橋下市長から出てくるプランはカジノ、大阪城モトクロス、道頓堀プールなど。他方で、府知事時代に国際児童文学館は廃止。知事時代に約6300万円の府補助金を全額カットした大阪フィルハーモニー交響楽団に対しては、市からの助成金1億1000万円を25%カット。文楽も補助金25%カット。全国で唯一の公立楽団である大阪市音楽団はなんと廃止。

さらに、橋下市長の年1億4000万円の補助金廃止方針で、年間40万人の入館者があったキッズプラザ大阪も閉館を検討しだしています。子どもたちが安く遊べる場所をなくして、高いお金を出してキッザニアや、それこそ劇団四季のミュージカルを見に行けとでもいうのでしょうか。

橋下市長の有名なツイートには

「こういうロジックも成り立つんです。なぜストリップに助成金はダメなのか。自称インテリや役所は文楽やクラシックだけを最上のものとする。これは価値観の違いだけ。ストリップも芸術ですよ。だからアーツカウンシル」

というものもあり、こういう人と文化や芸術の話をしても仕方がないかと言う気持ちにもなります。財政や経済を言うなら、上記の補助金は大阪市の財政全体からみるとカットしてもわずかな額です。それより早く具体的な大阪経済振興策を打ち出したらどうなんでしょうか。

大阪府が起債許可団体に転落 大阪を破産させる経済無策の橋下・松井維新の会に国政進出の資格なし

 

まともなアーツカウンシル(「芸術評議会」。芸術振興を目的とした第三者機関)が作られれば、世界無形文化遺産で人間国宝がたくさんいらっしゃる文楽や、あの朝比奈隆が育てた世界的な交響楽団である大阪フィルや、90年の歴史を誇り日本最古の吹奏楽団である大阪市音楽団より、カジノやモトクロス(やストリップ)を優先することになるわけがありません。

時の為政者の好みで文化政策が左右されないためにこそ、アーツカウンシルはあるのです。

平清盛を大河ドラマでやっていますが、諸行無常のこの世の中で、人の世に残っていくのは平氏ではなく「平家物語」という文化です。橋下市長がいつまでも学ばず浪速のタリバンのままでいるのなら、大阪と日本の文化芸術のために、政治の舞台からは消えてもらった方がいいのです。

恥をかいたから補助金を凍結したというのがすべて 浪速のタリバン橋下市長vs文楽問題を総括する

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参考ブログ

秋原葉月氏のAfternoon Cafeより

オレ様好みでない文化・芸術は存在価値なしby橋下氏(1)
オレ様好みでない文化・芸術は存在価値なしby橋下氏(2)

 

拙ブログより浪速姫様からの寄稿

世界無形遺産の文楽を滅ぼそうとする橋下大阪市長を、浪速の姫が成敗!
世界無形文化遺産の文楽を滅ぼそうとする橋下大阪市長は浪速のタリバンなのか

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