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東京市場、ドル104円後半 トランプ氏の予想外の健闘で買い戻し

[東京 4日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の104円後半。朝方には米大統領選でバイデン氏が優勢との見方から米株先物が上昇しドルは売られたが、その後、激戦州でトランプ氏が健闘していることが伝わると米株先物が一転して急落、ドルが買い戻される流れとなった。

早朝の取引ではバイデン氏が勝利するとの見方が根強く、リスク選好下で売られやすいドルは104.37円まで下押しした。

しかし、開票が進むにつれフロリダ州などでトランプ氏が予想外に健闘していることが判明すると、米株先物が急落。外為市場ではこれまで売ってきたドルを買い戻す動きが活発化した。

ドルは欧州通貨に対して大幅高となり、中国人民元やメキシコペソなどでもドルが上昇した。

ユーロは朝方の高値1.1770ドルから1.1602ドルまで168ポイント下落。英ポンドは高値1.3140ドルから1.2934ドルまで約200ポイント急落した。

ドル/円は105円付近で戻り売りが出たが、それを上抜けるとストップを巻き込んで上昇に弾みがつき、105.35円まで上値を伸ばした。

「ドル/円は約100ポイント(1円)上昇したが、欧州通貨に比べて、おとなしめの値動きだ。現時点では、まだ開票が進んでいることや郵便投票が未開封の州もあり、ドルの買い戻しは一巡している」(外為アナリスト)という。

米国債市場では米長期金利が乱高下した。

市場では「米大統領選の開票結果にひもづけされたAI(人工知能)が値幅を増幅させている」(外国銀)との見方が聞かれた。

トレードウェブによると、米10年国債利回り<US10YT=RR>は朝方一時0.91%台まで上昇し、5カ月ぶりの高水準をつけた。しかし、トランプ氏の健闘が伝わると急低下し、一時0.79%台と約1週間ぶりの低水準まで落ち込んだ。

AIは開票結果を手掛かりに米国債の売買オーダーを執行しているもようだが、市場では「レッド・ミラージュ(赤い蜃気楼)」と呼ばれるシナリオが警戒されている。

レッド・ミラージュのシナリオでは、選挙マップで共和党のシンボルカラーである赤が優勢となり、トランプ氏が当確前に勝利を喧伝。だがその後、郵便投票を含めた開票が進むにつれて民主党が追い上げ、選挙マップが青色に塗り替えられ、赤い景色が蜃気楼に終わる。

郵便投票では民主党が優勢とみられるが、郵便投票の結果を含めた最終結果が判明するまでには数日間を要するとの見方もある。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 104.94/96 1.1656/60 122.34/38

午前9時現在 104.53/55 1.1760/64 122.94/98

NY午後5時 104.46/50 1.1711/18 122.46/50

(為替マーケットチーム)

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