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「責任は免れない」中央道NEXCO耐震補強工事、元請け業者が「鉄筋なし」認める - 「週刊文春」編集部

 中央自動車道にかかる緑橋(東京・日野市)で、耐震補強工事がなされたばかりの橋台に鉄筋が入っておらず、強度不足が疑われていた問題について、元請け業者の大島産業(福岡・宗像市)が「週刊文春」の取材に応じ、初めて事実関係を認めた。

 きっかけは10月29日に発売された「週刊文春」。元請けの大島産業が手抜き工事をしていた実態について、二次下請けだった吉岡建築設計(東京・三鷹市)の吉岡史人会長が実名で告発した。

NEXCO中日本による検査

 告発を受け、発注者の中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の担当者と、元請けの大島産業の従業員らが立ち会って検査が実施された。電磁波レーダーを用いた詳細な検査の結果、鉄筋が入っていないことがその場で確認された。

 大島産業CEOの大島康朋氏は、10月下旬時点では「週刊文春」の取材に、「(鉄筋がないことは)250%ありません」と答えていたが、改めて同社に取材を申し込むと、11月2日、文書でこう回答した。

「鉄筋探査電磁誘導調査を実施したところ、本来施工すべき配力鉄筋が施工されることなく、コンクリートが打設されていたことが判明いたしました。(略)当社の責任は免れえない」

 一方、NEXCO中日本の広報は「社内手続きが完了しておらず、回答は控えさせていただく」と答えた。

 ことは高速道路の安全性に関わる問題だけに、元請け業者自らが、鉄筋不足を認めたことで、発注主であるNEXCOの対応が注目される。また、大島産業が受注した全国の工事でも同じような手抜きがなかったのか、調査を求める声が高まりそうだ。

 11月5日(木)発売の「週刊文春」では、大島産業の庇護者として動いた宮内秀樹農水副大臣と大島CEOの近い関係を示す新証言や、同社が過去に起こした凄絶なパワハラの証拠写真、NEXCO内部で起きている、大島産業を庇う不可解な動きなどを詳報する。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年11月5日号)

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