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【米大統領選2020】 いよいよ投票日 分断深まる国はどちらを選ぶ

アメリカが3日、大統領選の日を迎えた。東部の州から次々と投票が始まっている。ここ数十年で最も国を分断させたと言われる大統領選で勝利するのは、共和党の現職ドナルド・トランプ氏か、それとも民主党のジョー・バイデン氏か。有権者の票が決する。

最も早く投票が始まった北東部ヴァーモント州では、午前5時(日本時間午後7時)に投票所が開いた。

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一方ですでに1億人近くが、期日前投票を済ませている。投票率は過去100年の大統領選で最高になると見込まれている。

全国規模の世論調査では、バイデン氏が安定してリードしている。ただ、選挙結果を左右する激戦州では、その差が縮まっている。

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トランプ、バイデン両候補は2日、最後の選挙戦を激戦州で繰り広げた。

3日は、トランプ氏はワシントン郊外アーリントンの選対本部を訪れた。主にホワイトハウスで過ごす見通しで、夜にはホワイトハウスで数百人を招いたパーティーが予定されている。

一方のバイデン氏は同日朝、地元デラウェア州で、前妻や娘、息子ボー・バイデン氏など家族が埋葬されている教会を訪れた。日中は、生まれ故郷のペンシルヴェニア州スクラントンで自分の子ども時代の家を訪問したほか、最後の動員集会を開いた。夜にはデラウェア州の自宅に戻る予定という。

激戦州の動向は

激戦州とは、どちらの候補が勝ってもおかしくないとされる州を意味する。アメリカでは多くの州は、共和党支持か民主党支持かがおおむね固定している。それだけに、どちらに転ぶか分からない州、その中でも選挙人が多い州が、勝敗に大きく左右する。

ワシントンの連邦地裁は米郵政公社に対し、激戦州ペンシルヴェニアの中心部、フロリダ南部、アリゾナ州などで3日午後3時までに未配送の投票用紙がないか、処理施設を確認するよう命じた。

今年の選挙では、ペンシルヴェニア、フロリダ、ミシガン、ウィスコンシン、ノースカロライナ、アリゾナの各州が、そうした激戦州とされている。

米調査サイト「RealClearPolitics」によると、激戦州での支持率の差は次の通り――。

  • フロリダ:バイデン氏1.8ポイントリード
  • ペンシルヴェニア:バイデン氏2.6ポイントリード
  • ミシガン:バイデン氏5.1ポイントリード
  • ウィスコンシン:バイデン氏6.7ポイントリード
  • ノースカロライナ:トランプ氏0.2ポイントリード
  • アリゾナ:バイデン氏0.9ポイントリード

  • 州ごとの勝敗の積み重ねで

    米大統領選の勝敗は、全国的な得票の総数ではなく、州ごとに割り当てられた選挙人をどれだけ獲得するかで決まる。

    各州の人口などによって割り振られている選挙人は計538人で、勝利には過半数の270人以上が必要。

    各州の選挙人は、その州でより多くの票を得た候補者が全て獲得するのが一般的だ(メイン州とネブラスカ州は変則的な比例配分)。

    この仕組みが原因で、全国的な得票数で上回った候補が敗れることが起こり得る。2016年の前回大統領選で、ヒラリー・クリントン氏がトランプ氏に負けたのはその一例だ。

    3日の投票は、新型コロナウイルスの大流行のただ中で行われる。アメリカは感染者、死者がともに世界最多。2日に確認された感染者は8万4000人を超えた。

    国民の間では、選挙後の混乱と暴力行為への懸念が生まれている。首都ワシントンやニューヨーク市では投票日の直前、商店主らが建物の窓を木製の板で覆うといった動きが見られた

    投票日に結果は分かる?

    大統領選では毎回、全ての投票結果が確定するには数日かかる。ただ、誰が勝利するかの大勢は通常、投票日翌日の未明にはほぼ判明する。

    前回選挙では、トランプ氏がニューヨークで勝利宣言をしたのは、投票日翌日の午前3時ごろだった。

    だが今回は、郵便投票が大幅に増加したため、結果が出るまで数日または数週間かかる可能性がある。

    郵便投票の開票の方法やタイミングは、州によって異なる。そのため、結果判明までの時間に大きな差ができる。一部の州では、投票結果が確定するのは数週間後となる。

    米ニュースサイト・アクシオスは1日、トランプ氏が3日夜の開票状況でリードした場合、勝利を宣言するつもりだと報じた。

    トランプ氏はこの報道内容を否定したが、投票日以降にも票を数えるのは「ひどいことだ」と述べた。

    すでに法廷闘争

    トランプ陣営や共和党は、今回の大統領選を決定するとも言われているペンシルヴェニア州やノースカロライナ州について、3日以降に郵便で届く票の集計を阻止しようと提訴していたが、連邦最高裁は10月末にこれを却下した。

    軍関係者の在外灯標など投開票日の後に届く票などを数え続けるのは、アメリカの選挙で普通のことだが、トランプ氏はこれが不当だと繰り返している。

    トランプ氏は2日、この最高裁判断は「市内の暴力につながる」、「野放図な不正を許し、この国の法制度そのものを損なう」と根拠なくツイートしたり、ペンシルヴェニア州での支持者集会で「危険な判断だ。具体的に危険だ」と強調した。ツイッター社はこのツイートについてただちに、「選挙やその他の公民プロセスについて誤解につながりかねない」内容だと警告を表示した。

    大票田テキサス州では、共和党がヒューストンのドライブスルー投票所で期日前に投じられた12万7000票を無効にするよう、提訴していた。州法は屋根のない移動式投票所を認めていない、ドライブスルー投票は不正につながるというのが根拠だった。

    これに対して連邦地裁は、期日前のドライブスルー投票所は州法でも合法だと判断。「指示通りに期日前に投票した12万人以上の有権者の票を無効にすることは、公共の利益にそぐわない」と述べた。

    (英語記事 US to vote in most divisive contest in decades

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