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大阪「都」構想の否決 これが一票でも多かったら… が恐ろしい

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 二度目の大阪「都」構想に対する住民投票が昨日実施され、やはり僅差での否決となりました。
 維新の会による党利党略構想が否決されたわけで、非常に安堵しています。
大阪「都」構想にみる危ない発想 大衆扇動はトランプ流 大阪以外の人たちこそ注目しよう

 大阪「都」になれば何がメリットなのかも具体性がない中で、大阪市の権限を縮小し、大阪府に集約することで税金を使いやすくする、制度としてはこのようなもので、ひとつ上のところに集約してしまうのですから、今までと比べて住民にとってはさらに自治体が遠くなることははっきりしていました。それが住民サービスの低下ということにつながります。

 住民投票の直前、大阪市から市を4分割したらかえって経費が掛かるという試算結果も公表されていましたが、たちどころに松井大阪市長が一括してしまい、「撤回」です。
 それが正しい数字だったのかどうかも問題には問題になりますが、しかし、正しいかどうかというよりも、結局のところ大阪「都」構想に突き進んだ維新の会の側がまじめに議論をしてこなかったことの1つの出来事と言えます。このコスト負担増なのかどうかもグレーのまま、住民投票が行われていたということの意味の方が重大なわけです。

 結局のところ、推進する維新の会の側は、「メリット」というバラ色しか宣伝してこなかったということでデメリットの有無について検証もしてこなかったということです。
 とある番組の評論家(?)が維新の会はメリットしか言わず、反対する自民党などはデメリットしか言わなかった、などとどっちもどっちの批判をしていました。

 あたかも自身が大所高所から見ているんだと言いたげな論評ですが、間違いです。
 推進する多数派の側がデメリットを隠したらいけないんです。
 反対する少数派の側がデメリットを指摘するのは当然なんです。
 学級会じゃないんですから、こうした論評は、維新の会の乱暴なやり方の免罪を目的としたものとしか評価されません。

 このようにデメリットを隠し、メリットだけを宣伝していたのですから、だから維新の会のやり方は大衆扇動(ポピュリズム)なのですが、だからこそこれが否決されたことに安堵するわけです。

 これについては上記の番組で、大関西大学の善教将先生が著作の宣伝していました。

 維新の会は支持しても大阪「都」構想の反対も多い、冷静だという分析を披露していました。(著作自体は私は読んでいません)
 しかし、維新の会のやり方自体がポピュリズムであるということが問題なのです。

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