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初代ジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーが90歳で逝去 家族に囲まれバハマ諸島で

初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが90歳で逝去(Photo by Corbis via Getty Images)

映画「007」シリーズで初代ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが、バハマ諸島にて逝去した。90歳だった。

ジェームズ・ボンドを初めてスクリーンに登場させたスコットランド出身のアカデミー賞俳優のショーン・コネリーが、90歳で亡くなった。60年に及ぶキャリアの中で007シリーズ以外にも『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、『アンタッチャブル』、『レッド・オクトーバーを追え』、『ザ・ロック』などの映画に出演した。

BBCは、コネリーの家族の話から、バハマ諸島で寝ている間に死亡したことを報じた。死因は、まだ明らかにされていないが、コネリーは「しばらくの間、体調を崩していた」と報じられている。

俳優であり息子のジェイソン・コネリーは、BBCの取材に対し、「父の死の直前には、バハマに来ることができた多くの家族が周りにおりました。父がしばらくの間、体調を崩していたにもかかわらず、つい最近起きたことなので、私たちは皆、この出来事を理解しようと努力しています。 父を知り、愛していたすべての人々にとって悲しい日であり、俳優としての素晴らしい才能を楽しんでいただいた世界中の人々にとっても悲しい損失です」と、述べた。

ジェームズ・ボンドのプロデューサーである、マイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは、Twitterに追悼コメントを投稿。「忘れられない台詞『ボンドだ...ジェームズ・ボンド』とスクリーンで発した瞬間から、セクシーでカリスマ的な諜報員の初代ジェームズ・ボンドが誕生し、映画史に残る名作として、世界に革命を起こしました。彼は、映画シリーズの成功に大きく貢献しましたし、私たちは永遠に感謝し続けていきます」。

>>関連記事:007シリーズ屈指のセクシーなボンドガール、オナー・ブラックマン死去

「ショーンは、エディンバラの労働者階級の家に生まれ、その才能と努力によって国際的な映画のアイコンとなり、世界で最も優秀な俳優の一人となりました」と、スコットランド政府首席大臣ニコラ・スタージョンはTwitterにコメントを投稿。「ショーンは、ジェームズ・ボンド(初期007)として記憶されていいるとおもいますが、彼の役は多岐にわたっていました。ショーンは世界的なレジェンドでしたが、何よりもまず第一に、愛国心が強く、誇り高いスコットランド人でした...ショーンはスコットランドの独立を生涯にわたって願い、その信念を共有できたことは非常に感謝しています。ショーンと知り合えたことは、とても光栄でした。私が最後に彼と話をした時には、彼の健康状態が悪化していましたが、私たちが愛してやまない”声”、”精神”、”情熱”はまだそこにありました。彼がいなくなることが寂しい。スコットランドは、彼がいなくて寂しくなるでしょう。そして、世界は彼を恋しく思うことでしょう」と、コメントを投稿した。

30歳でジェームズ・ボンド役に抜擢されたコネリーは、1962年の『007 ドクター・ノオ』から始まり、『007 ロシアより愛をこめて』、『007 ゴールドフィンガー』、『007 サンダーボール作戦』、『007は二度死ぬ』の7作品に出演。その後、スパイ映画シリーズからは一時的に離れたが、1971年の『007 ダイヤモンドは永遠に』、そして数年後の1983年には、番外編の『ネバーセイ・ネバーアゲイン』で復帰し、これが彼の最後の007の出演となった。

コネリーが、ボンド役にキャスティングされたのは、彼の”動物的な魅力”のおかげだと、1983年のローリングストーン誌のインタビューでプロデューサーは語っている。数年前、マフィアのボスであるミッキー・コーンからの脅迫電話を受け、20世紀フォックスと契約中にもかかわらず、ハリウッドから一時的に追い出されることとなった。その後、『007 ドクター・ノオ』に出演するまでに、イギリス映画界での地位を確立していった。

ボンド時代も、アルフレッド・ヒッチコック監督の『マーニー』やシドニー・ルメット監督の『丘』、『ショーン・コネリー/盗聴作戦』にも出演した。007シリーズのおかげで一躍有名になったコネリーだが、1974年のカルト的なSF映画『未来惑星ザルドス』や『オリエント急行殺人事件』、1977年の『遠すぎた橋』など、気さくなスパイとは対照的な役柄も演じている。

『アンタッチャブル』では、ケビン・コスナー監督のエリオット・ネスと並んでシカゴの警察官を演じ、アカデミー賞助演男優賞を受賞。その後、瞬く間にハリウッドで最も人気の相棒役として活躍。ハリソン ・ フォードとは、『最後の聖戦』のインディ ・ ジョーンズの父として、アレック ・ ボールドウィン とは、『レッド・オクトーバーを追え』のハント役、ニコラス ・ ケイジ とは『ザ・ロック』で、コンビ役を演じた。最後にスクリーンに登場したのは、2003年に公開された『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』の映画化で、アラン・クウォーターメインを演じた。

俳優のヒュー・ジャックマンは、「ショーン・コネリーに憧れて育った。スクリーンの中でも外でも、レジェンドだ。安らかに」。と、追悼コメントを発表した。

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