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スマホの多用 老化や「太りやすい体」の原因になる可能性

スマホの見すぎで顔やお腹の筋肉が衰える(写真/PIXTA)

 体調の異変は顔に現れるもの。もしも「老け顔」を指摘されたら、スマホによる影響があるかもしれない。ちくさ病院の総合内科医・近藤千種さんはいう。

【別画像】コロナ禍で「デジタル接触」が増えた人の割合

「スマホを使う際、長時間小さな画面を凝視し続けるため、目を動かす筋肉を使わなくなり目元への血行が悪くなる。血流が減ると酸素や栄養分が届かなくなり、老け顔の原因となるしわやくまが生じやすくなります。

 また、スマホにばかり目を向けていると無表情で過ごす時間が増えるので、顔の皮膚や脂肪を支える筋肉は衰え、顔のたるみやほうれい線にもつながります」(近藤さん・以下同)

 そもそも、下を向いてスマホを操作する姿勢は、それだけで首のしわの原因になる。さらに顔をしかめるようにしながら小さな文字を長時間見続けることで、眉間や額にもしわが寄る。

 さらにスマホの使いすぎは睡眠不足を招き、体にさまざまな弊害を及ぼすという。

「夜にブルーライトを多く浴びると、網膜への刺激によって脳が昼間だと誤認し、『睡眠ホルモン』とも呼ばれるメラトニンの分泌の抑制につながります」

 ブルーライトはパソコンやテレビ画面からも出ているが、スマホは至近距離で見ることが多く、その分、受けるダメージも大きいという。

「ついつい寝る前にスマホを見てしまうという人は多いですが、それにより脳が覚醒して深い眠りが阻害されることになります。結果、成長ホルモンの分泌が抑制され、全身の細胞の新陳代謝が低下する。睡眠に入ってから3時間ほどが“美肌のゴールデンタイム”といわれますが、その間に深い眠りに入れず、肌の老化が進む原因にもなるんです」

 血行の悪化や新陳代謝の低下によって頭皮に充分な栄養が供給されなくなり、抜け毛や薄毛の原因になるという研究もある。スマホは「老化」の大きな原因にもなるのだ。

 さらに恐ろしいことに、スマホは“太りやすい体”をつくるという。

「睡眠の質が低下すると、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌が減り、食欲を刺激するグレリンというホルモンが増加します。睡眠が充分でないと食欲は過剰になり、代謝も悪くなるために太りやすくなる。さらに、猫背でいると、腹筋は弛緩して力が入らない状態が続きます。すると、腹筋は衰えてお腹に脂肪がつきやすくなり、“ぽっこりお腹”の原因にもなります」

 いろいろなダイエットを試しても“やせられない”“お腹がへこまない”という人は、まずスマホの使いすぎを疑ってみてもいいかもしれない。

※女性セブン2020年11月5・12日号

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