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英スタンチャート、第3四半期は40%減益 貸倒引当金を積み増し


[香港/ロンドン 29日 ロイター] - 英銀行大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)が発表した第3・四半期決算は40%の減益となった。新型コロナウイルスの流行に伴う貸倒引当金の積み増しや金利低下が響いた。

ただ、コスト削減を強化したため、利益は市場予想を上回った。

第3・四半期の実質ベースの税引き前利益は7億4500万ドル。前年同期の12億4000万ドルを下回った。同行がまとめたアナリスト予想の平均は5億0200万ドルだった。

第3・四半期の貸倒引当金は前年同期比27%増の3億5800万ドル。第2・四半期の6億1100万ドル、市場予想の6億1400万ドルは大幅に下回った。

スタンチャートによると、今年下半期の貸倒引当金は上半期よりも少なくなるとの見通しを強める結果になったという。ただ、「政府支援で一部は緩和されているものの、新型コロナウイルスによる経済への圧力は甚大であり、将来の貸し倒れについて、規模やタイミングを正確に予測することは困難だ」と指摘した。来年については、顧客からの需要は増加する見通しだとした。

ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は「金利低下が引き続き利益に悪影響を及ぼしているが、多少の遅れは生じるものの、依然として財務目標を十分達成できる状態にある」との声明を発表した。

多くの大手銀行は、新型コロナの流行に伴う不良債権の増加、利ザヤの縮小、超低金利・マイナス金利などで打撃を受けており、コスト削減と事業の再編を進めている。

スタンチャートは先月、一部事業の統合と上級管理職の削減を発表した。

スタンチャートと英同業のHSBCは今年、株価が半値近くに下落。重要な市場である香港の政治情勢の不透明化にも直面している。

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