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9月の米財貿易赤字縮小、小売在庫は増加 第3四半期GDP支援へ


[ワシントン 28日 ロイター] - 米商務省が28日発表した9月の財貿易収支は、赤字幅が4.5%縮小して793億7400万ドルだった。輸出は2.7%増の1219億9200万ドルだった。

食品と飼料、飲料が急増。自動車と消費財、資本財も増える一方で、産業用資材は減少した。輸入は0.2%減の2013億6700万ドル。産業用資材と消費財、その他のモノの輸入が減った。貿易赤字は8月まで2カ月連続で拡大。9月に赤字が縮小したことは、貿易が当初予想ほどGDPを押し下げないとみられる。

また小売在庫は1.6%増加。8月は0.5%増だった。GDP算出に用いられる自動車を除く小売在庫は9月に0.9%増加した。貿易と小売在庫の統計を受け、第3・四半期GDP予想に上振れリスクが出た。ロイターのエコノミスト調査によると第3・四半期GDPは年率で前期比31%増となる見込みだ。

先に発表された小売売上高や耐久財受注、住宅関連指標に加え、この日の統計は経済が幾分持ち直したことを示す。ただ第4・四半期国内総生産(GDP)は依然として商務省の予想を下回る可能性が高い。

29日に速報値が発表される第3・四半期GDPは過去最大の伸びになることが見込まれている。第2・四半期は31.4%減と、1947年に政府が統計を開始して以来の大幅な落ち込みだった。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が経済に打撃を与える中、米政権が今年導入した3兆ドルを超える支援策により多くの企業や失業者が救われた。ただそれ以降、支援策に充てる政府の支援金は枯渇したほか、新型コロナ感染が再び増加する中で第4・四半期の経済見通しに陰りが出ている。

INGのチーフインターナショナルエコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「総生産が19年第4・四半期末時点を下回ることを忘れてはならない」とし、「経済が完全に回復するまでの道のりは長い。残念ながら課題は積み上がっている」と指摘した。

JPモルガン・ファンズ(ニューヨーク)のチーフグローバルストラテジスト、デビッド・ケリー氏は「実質GDPが2019年第4・四半期の水準に戻るには21年第3・四半期までかかるだろう」と述べた。

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