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果たして第3極は?

日本維新の会やら石原新党やらで第3極が形成されるかどうか、マスコミでは近時なかなか賑やかな報道振りだ。たちあがれ日本(平沼赳夫代表)の所属国会議員5人は、東京都の石原慎太郎知事が立ち上げる新党に合流することを正式に決めたと報じられているし、11月上旬に形の上は解党せずに党名を変更し、石原氏が代表に就くとのことである。

そうなると石原新党はたちあがれ日本の衣替えということになるし、今のところ平均年齢が70歳以上であって、悪いけど老人党と表せざるを得ない。

石原氏は、しきりに小異を捨てて大同につかなければいけないとして第三極が結集する必要性を訴えてはいる。しかしどこまで軸になれるか、かなり怪しいと思う。私は、率直に言って、石原氏が訴えるような第三極が国民の期待に応えられるか、かなり疑問に思っている。

石原氏は、政策の違いよりも結集することを優先させているようだが、これはおかしい。政策の中でも消費税、原発,TPPなどは小さいとは言えないし、むしろ大きな課題ではないか。この点、橋下徹維新の会代表が言うところの政策の一致を求める方がはるかに筋が通っている。

政策を曖昧にしたままの第三極であれば、それこそ選挙向けの野合に他ならない。そもそも少数政党が野合してまとまったとしても長続きしないのは歴史が証明している。

結局、橋下氏は、そう簡単には石原新党との第三極作りには乗らないのではないか、もっとしたたかに振る舞うのではないかと私は見ている。

考えてみれば政策も違うし、それぞれの代表は個性の強い方々ばかりであるので、まとまるのは容易ではない。石原氏、橋下氏、小沢一郎氏、渡辺喜美氏、河村たかし氏などがそれぞれの政党の代表であるが、皆さん個性が強い。しかも、石原氏と小沢氏が犬猿の仲であることは周知の事実だ。

その他、渡辺氏も石原氏とは決して良好な関係ではないらしい。そうすると、この中では橋下氏が最も良好な関係を構築しているようであり、結局、仮に第三極ができるとすれば橋下氏を中心にした動きの中からとなるのではないかと思う。

さらに言えば、例えば維新の会は橋下氏の、みんなの党は渡辺氏の、減税日本は河村氏の個人商店である。こうした個人商店が集まってもお互いの利害得失がすぐに絡んできて仲違いすることも容易に想像できる。

とりわけ今は衆議院の総選挙が近いから、候補者調整が大変だ。個人商店主の元に参集している議員や候補者を上手に調整して選挙区に当てはめていくのはまさに難事業だ。

どこまで上手にこの難事業をやり遂げられるか見物ではあるが、民主党もゆっくり見物している暇はない。尻に火が付いているわけだから、しっかりまとまって3年間の総括、反省と未来を訴えていかなければならない。

民主党を取りまく現状は厳しいが、第三極の行方は個性の強い個人商店主の成り行きに任せ、まずは一つひとつ自分の足下を固める以外にはないだろう。

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