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EXCLUSIVE-中国、トウモロコシ輸入拡大を検討 世界トップの輸入国に=関係筋


[シンガポール/北京 23日 ロイター] - 複数の業界関係筋によると、中国政府は今後1年のトウモロコシ輸入を拡大することを検討している。飼料用の需要が急増していることに加え、台風や干ばつで国内の生産が低迷していることが背景。

輸入拡大が実現すれば、トウモロコシの輸入で初めて世界トップになる見通し。トウモロコシの国際価格も、値上がりする公算が大きいとみられる。

新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、食料安全保障は国際的に大きなテーマとなっている。

中国は以前、大量のトウモロコシを備蓄していたが、現在は入札による放出で備蓄がほぼ枯渇しており、国内ではコメや小麦の購入が増えている。トウモロコシの国内価格は今月、最高値に上昇した。

複数の関係筋によると、中国政府は、国内の供給不足に対応するため、低関税を適用するトウモロコシの輸入枠を拡大することを検討している。枠外税率は65%。

輸入枠を設定する国家発展改革委員会は、コメント要請に応じていない。

中国はこれまで、トウモロコシの自給政策をとってきたが、この政策を転換すれば、海外の農家が中国の需要に対応するとみられる。

中国は1990年代に大豆の輸入を開始。瞬く間に世界トップの輸入国となった。これを受け、アルゼンチン、ブラジル、米国では作付けを大豆に変更する動きが広がった。

シカゴのフューチャーズ・インターナショナルのシニアアナリスト、テリー・ライリー氏は「中国が今後10年でトウモロコシの輸入大国となり、世界の需給バランスが変わるかもしれない」と述べた。

中国政府は通常、トウモロコシについて、年間720万トンの低関税の輸入枠を設定。年間需要2億8000万トンの大半は国内で生産している。

アナリストは、2020/21穀物年度(10ー9月)に低関税の輸入枠を3000万トンに増やす必要があるのではないかと指摘している。

関係筋によると、中国政府はすでに食料最大手の中糧集団(COFCO)に500万トンの特別低関税枠を認めた。

関係筋は「理由は2つある。中国はトウモロコシを必要としている。米国との通商合意も履行しなければならない」と述べた。

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