- 2020年10月25日 17:01
10月25日(日)ムネオ日記
2020年に生まれる子どもの数が5年連続で過去最少の84万人台になるという報道に愕然とする。コロナの影響もあるかと思いながら、出生数の減少は国の存亡に関わってくる。
文化的で衣・食・住満ち足りた日本でどうして子どもが増えないのか。抜本的に考えなくてはならないのではないか。
1人目に何万円の手当、2人目には何万円と手当をしているが、モノ、カネで手当するのではなく、大人の欲望、身勝手さだけではない教育の面からの責任ある対策、崇高な考えが必要ではないか。
朝一便で千歳空港から釧路空港に向かい、11時から国道44号線高規格道路「根室道路」開通記念市民の集いに出席。私が国務大臣・北海道開発庁長官の時に事業化したもので、今から20年以上も前の事である。
平成11年に着手したが、平成13年小泉政権が誕生してから公共事業予算が削られ、時間がかかってしまった。間違った政治判断をもろに受けてしまった。
北海道の高規格道路は命を救う人道道路である。何十キロも離れ、特に根室と釧路は120キロ離れており、心臓病、脳梗塞等、まさに時間との闘いの時、道路の果たす役割は極めて大きい。
それ故に私は高速道路事業を進めてきたが、20年前、「利益誘導」と一方的な批判、バッシングを受けたが、今になって、4年前の8月、台風が4つも北海道に上陸し、国道が使えなくなり、唯一使えたのは道東自動車道だった。
この道路も「鈴木がつくった道路は車の数より熊のわたる数が多い」と面白おかしく扱われたが、こうした自然災害で唯一使用出来た事により、「鈴木先生は先見性があった」「鈴木先生のお陰で命が助かった、経済、仕事がまわった」という声が出てきた。
私からすれば、もっと早く気が付いてほしいと思ったが、政治家はその時その時の批判はあっても、10年後、20年後評価されれば、それはそれで結果を出した事になると自分自身に言い聞かせたものである。
※国道44号線高規格道路「根室道路」開通記念市民の集い