記事

レムデシビル、FDAとWHOどっちが正しい? 結局はタミフル等と同じで使い方

新型コロナウイルス治療薬レムデシビルがFDAに認可され、アメリカで初めて治療薬として認められました。株価は高騰したようです。

この薬、抗ウイルス剤と呼ばれる物でウイルスの増殖を抑える薬です。それゆえ今はサイトカインストームで重症化した後には効果がない可能性が高いことが想定されています。だからこそこの薬の評価は世界で分かれています。(以前の記事です。)

WHOはこの薬にあまり高い評価をしていません。

>WHOは臨床試験の結果を踏まえて、レムデシビルを含めた4種類の薬について、死亡率改善や入院期間短縮に「ほとんど効果がないか、もしくは全くない」とした。WHOは今後、予防目的や、入院にまで至らない患者への投与で効果があるかどうか判断する別の臨床試験を実施する可能性がある。

現場の医師も評価は分かれていますが、早期からデキサメタゾンと併用で治療が行われれているためなのか1波に比べて致死率は明らかに減っています。使い方とかタイミングが重要なんでしょう。それこそ保険申請されたアビガンと全く似たような傾向です。

実はインフルエンザ薬のタミフルも同じように未だ評価が分かれています。発症後48時間以内に投与されたときに1日発熱期間を短くすることが効能効果として認められているだけで、脳症とか肺炎による生存率の改善には寄与していないことが言われています。そのため感染症医はむやみやたらに使わないよう自分たちで制限をつけています。(亀田総合病院の使い方

正直今回のアメリカでの認可は大統領選挙も絡んでいるため評価は難しいと思いますが、抗ウイルス薬の使用は時と場合を選ばないとやはり難しいということ、そして使い方によっては命を助けるということ、その割合はまだはっきりしないということ、コロナと薬の歴史はまだ浅いということでいいのかなと個人的には思っています。

今後の歴史が評価してくれるでしょう。新型インフルエンザの時にタミフルいっぱい使って日本で死者が少なかったことなど含めてウイルス治療はなかなか判断は難しいです。

あわせて読みたい

「新型コロナウイルス」の記事一覧へ

トピックス

議論新型コロナウイルスに向き合う

ランキング

  1. 1

    富岳が分析 ウレタンマスクはNG?

    諌山裕

  2. 2

    コロナで医療全体ひっ迫は間違い

    名月論

  3. 3

    安倍氏聴取に感じる特捜部の覚悟

    早川忠孝

  4. 4

    行政批判した旭川の病院に疑問点

    中村ゆきつぐ

  5. 5

    中島みゆきとユーミン 本当の仲

    NEWSポストセブン

  6. 6

    ナイキ多様性広告 日本で大反発

    BBCニュース

  7. 7

    日本の外交に感じられる弱体化

    ヒロ

  8. 8

    欧米との差 医療崩壊は政府次第

    青山まさゆき

  9. 9

    パスワードの管理方法は紙が最強

    PRESIDENT Online

  10. 10

    科学軽視の感染症対応変われるか

    岩田健太郎

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。