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「官僚の職務に支障」野党ヒアリング見直しへ 問題は誤魔化し答弁かパワハラ追及か

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共同通信社

各省庁の幹部らを呼び政策の内容について質問を行う「ヒアリング」について、自公幹事長が21日の会談で、「官僚の本来の職務に支障をきたしている」として一定の見直しが必要だとする認識で一致したと報じられた。

現在は、10月2日に始まった日本学術会議の任命拒否問題をめぐり野党合同ヒアリングが続いており、22日には第8回のヒアリングが開かれている。

同ヒアリングをめぐっては、同じ回答を繰り返したり、その場での回答を控えたりする官僚側の対応が「誤魔化し」「時間延ばし」などと批判されている。一方で野党議員らの威圧的な追及についても、「官僚いじめ」「パワハラ」と指摘されるなどネット上でも話題になっていた。

文書は「口頭で了解を得た」

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実際にどのようなやりとりが行われているのか、文字に起こして紹介する。

21日午前に行われた第7回ヒアリングでは、学術会議の首相の任命権について、平成30年に「推薦のとおり任命する義務はない」とした日本学術会議事務局の文書が争点となった。
それまでの法解釈を変更したとも思われる同文書がどのような経緯で作られたのかについて、立憲民主党の黒岩宇洋議員が進行役となり、質疑応答が続いた。

前回ヒアリングからの“宿題”となっていた、同文書の決裁ラインについて、日本学術会議事務局企画課長は「担当者が作成をし、事務局長まで口頭で了解を得たものという風に理解しております」などと説明した。

この点を野党議員がさらに追及したが、課長側は同じ回答を繰り返し、ときには沈黙したため、議員側が声を荒らげる場面も見られた。やりとりは以下の通り。

黒岩:ちょっと待って。文書が、あんだけのものができてるわけですよ。今ちょっと手もとにないけど、10ページくらいの。あれを何?担当者が作っちゃって、口頭ってことはあれでしょ、できたものを指し示しながら「いいですか」ってやったって意味ですか?

課長:(15秒沈黙)

学術会議事務局として作成したものでございまして、途中で何回も当然事務局長までお話をしながら作成したものと理解はしております。

黒岩:法制局と詰めた文書だって言ってるわけですよね。法制局と合議しているんですよ。法制局は合議文書持っていますよね?持っているって確認しています。

事務局もあるわけでしょ。法制局は一義的に内閣府の許可がないと出せないって言ってるわけだから。持ってますでしょ?法制局との合議の文書を。

課長:文書はございます。

田村智子(共産):どういう経緯で何を目的に作成することとなったのか。そこをまず知りたいんですけれども。

課長:前回の平成29年の会員の半数改選のあと、今回の半数改選に向けまして、被任命者数よりも多い候補者を推薦することについて、推薦と任命の関係の法的な整理を行ったものという風に理解しております。

不明:だからなんでそれを検討したのかってことを聞いてんの。

黒岩:だって今まで3年ごとにやっているわけで、そのときにこんな合議なんてかけてないですよね。

「ここは国会と同じような場だと認識して」

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また、立憲民主党の原口一博議員は、任命拒否の判断に関与したと噂される杉田和博官房副長官の名前を挙げ、同文書を作成するよう指示があったのではないかと追及した。

原口:杉田和博さんから、法的解釈について合議をするようにって指示がきたでしょう?

その日にちを教えてください。あなた方が事務局内部で自発的にやったことじゃないでしょ?杉田さんから、定員を増やして、自分たちの裁量の余地を作るにはどうすればいいか考えろと指示がきましたよね。その日にちと文書を出してください。

小西洋之(立憲民主):杉田副長官から指示があったというのは事実関係で間違いがないわけですか?

課長:ちょっと承知してございません。

原口:承知してくださいよ。自分らの中からは出ないはずだから、それは。

このあとも原口議員、小西議員が誰から指示があったのかについて追及を続けたが、課長は「現在確認中で、お答えは控えさせていただきます」との回答を繰り返した。

しばらくやりとりが続いたあと、原口議員が官僚側の対応に以下のように苦言を呈している。

あのね、責任者として申し上げますが、ここを公式の場でないと思っていい加減な答えをいっぱいやっていると思います。私たちは立法府にいるものであって、国民に代わってみなさんに聞いているわけで、このあと国会が開かれてもここも同じような場だっていうことを認識してください。

適当なことを言ってると、それこそ国会の中での議論もちませんよ。

黒岩議員は、文書の作成が誰からの指示だったのか、杉田副長官が関与しているのかなどについて次回までに明らかにするように求めた。

「ありえないでしょ!こんなもん…」

再び課長が返答に窮して沈黙したのは、学術会議に文書作成を求める決裁文書などが必ずあるはずだと指摘されたときだった。この点について、立憲民主党の今井雅人議員が次のように問い詰めた。

今井:決裁書があるかないか、あなた全部紙見てきてるわけでしょ。そういうのはこれから調べますじゃなくて、分かってるじゃないですか。そういう決裁書があるのかないのか、答えられるはずです、今。持ち帰るような話じゃないですって。

今日が一回目じゃないんですから。なんで誤魔化すんですか。そこは答えてくださいよ。

難しいことは聞いてないんですよ。そういう決裁書が存在しているかしてないかっていうのをお伺いしているんです。

課長:当時の担当者が作成し、事務局長まで口頭で…

今井:ということは決裁書は存在していないんですか、それ以外には。

課長:決裁という形、文書で作成したものではない。口頭で了解を得たものと理解…

黒岩:課長、これね国論を巻き起こしている話なんですよ。
担当の係長が作りましたと、そんな程度でね。解釈変更をして6人の拒否しちゃってるんですよね。ありえないでしょ。こんなもん…。

まあとにかくね、これやめてくださいよ。おととい持ち帰って次の(回に)ってこと言ってんだから。明日これ2時からやりますから、で、今既存の文書出してくださいって言ってんですよ。逆に今から作んないでね。変な文書。

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