- 2020年10月22日 18:21
首都圏JR17路線で終電繰り上げ
JR東日本は、昨日21日、来年春から、山手線、東海道線など、首都圏の17路線で、終電の時刻を繰り上げると発表しました。繰り上げ幅は、最大37分程度で、終電の一斉繰り上げは1987年のJR東日本発足以来、初めてのことです。
新幹線や特急は対象外で、実施日や詳細な時刻は、12月に改めて発表するそうです。繰り上げの理由としては、ここ数年の深夜帯の乗客減少に新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかけたことや、終電後に実施する線路などの保守作業の時間確保、働き方改革を進めるため、ということです。
ダイヤ改定後は、終着駅に着くのが、遅くても午前1時過ぎになります。保守作業の現場では、夜間作業が多く、休みも不規則で土日勤務もあるため、採用しても「友人との付き合いがなくなる」と辞めてしまう若い人も多い」ということです。
30分程度の繰り上げで、どれだけ人が集まるかはわかりませんが、人手確保が期待されている、と報じられています。遠くから通勤する人など、繰り上がると不便になる人もいるかと思いますが、もともと日本の鉄道は、ほんとうによく働いていると、海外と比べても思います。
超少子高齢社会になり、コロナの影響もあって働き方が変わっていく中、コンビニの24時間営業の見直しなどと同様、鉄道も見直されて当然だと思います。