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「のどちんこ鍛えておかなきゃな」毒蝮三太夫、国民的作曲家の筒美京平さんを偲ぶ

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筒美さんの死因は誤嚥性肺炎 高齢者は要注意

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筒美さん、死因が誤嚥性肺炎だった。これはね、俺自身いちばん気をつけているやつなんだ。肺炎の中でも最も多くて、高齢者がいちばん気をつけなきゃいけないやつなんだ。年齢と共に食道と気道を分ける弁の機能が弱ってきちゃうんだよな。そうすると食べものをきちんと飲みきれず、誤って肺に入っちゃう。そうすると細菌も一緒に肺に入ってしまい、肺炎を引き起こして命取りになるんだ。

高齢者施設、介護施設、老人ホーム、みんなこの誤嚥性肺炎にならないよう注意を呼び掛けてるよ。普段できる予防としては「大きな声を出す」「よく喋る」「よく笑う」これが大事なの。そうやってのどちんこを動かす。咽頭の運動をすること。医者の先生から言われたよ「マムシさんが元気なのは、いつも大きな声で喋って笑ってるからですね」って。つまり俺ののどちんこは若いんだ。ギンギラギンののどちんこだな(笑)。

その先生が言ってたけど、誤嚥の予防に早口言葉もいいんだって。「生麦、生米、生卵」とか「拙者親方と申すは、お立ち合いのうちにご存知のお方もござりましょう~」で始まる外郎売の口上とか。あと、その先生が教えてくれたおススメの早口言葉にこんなのもあったぞ、「青パジャマ、赤パジャマ、昼間のパパ邪魔」だって、アハハハハ。

そうそう、こうして俺が喋ったり語ったりする中で、うちのおやじとおふくろのことをまとめて語ってほしいって依頼があってね。いろいろと昔のことを思い出して語ったんだ。

ひもとけば、うちのおやじとおふくろは関東大震災が縁で出会った夫婦でね、それから戦前戦中戦後と、我が石井家は貧しいながらも山あり谷ありで暮らしてきた。やたら口の悪いおやじに、これまたやたらと口の回るおふくろ。二人ともたくましく、生きたいように生き抜いた。

この両親のことをあれこれ思い出してたっぷり語ったエピソードが一冊の本になったんだ。タイトルが「たぬきババアとゴリおやじ」。サブタイトルが「俺とおやじとおふくろの昭和物語」だ。学研から今月出たばかりの新刊だ。空襲もあったし食糧難もあった、俺もチフスで死にかけた、深刻な話も呆れてバカバカしい話もこの一冊に詰まってる。



早くも読んでくれた人からは「まるで朝ドラみたいだ」なんて言われたよ(笑)。

俺が語るんだからカッコつけようもない。激動の昭和を駆け抜けた我が石井家とその周りの人々、当時の庶民がどんな暮らしぶりだったか、すべて等身大の話だ。それはあなたの父母や祖父母に通じる話でもあると思うんだ。ひとつさ、読んでくれたらうれしいよ。

(取材構成:松田健次)

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